好きだったのは八百屋と魚屋かな~
八百屋では野菜、果物の並べ方、照明の当て方、見分け方、いかに買ってもらえるかなどなどを教わった。
まだ車の免許を持っていなかったので暮れの繁忙時は原付バイクの後ろにみかんを2箱、足元に1箱を置き、よく配達に行ったっけ。
牛蒡や人参が古くなるときんぴらを作ったり、客とのやりとりなど、楽しかった。
店のおやじさんが“あんたは腕がいいから知り合いの八百屋で修行してみないか?”と言われちゃった。それって嬉しいけど八百屋になる気はなかったから・・・・
おやじさんありがとう。
しばらくして店を訪ねたらもうなかった・・・・
魚屋もよかった。
そこは神奈川県三浦市三崎の業者が店を出していて大きなビルのフロアーいっぱいに品物が置いてあった。
男性6人、女性2人。威勢のいい声が常に飛び交っていた。
ここでも魚の種類、さばき方、調理方法、陳列方法などを教わる。
まかない飯を作るのは女性。まぐろや鯖のあらを使ったり、売り物にならなくなった物で、いかに美味しく作るか、随分勉強させてもらった。
暮れとなればおおぜいの客で溢れていた。
ここももうなくなった。
あれだけ賑わったお店なのに、近くに大手スーパーが出来てからは衰退する一方。
客と対で話をしながら、料理方法を聞かれたり聞いたり、よかったんだけど・・・
時代なのかな。
地域によっては活気溢れる昔ながらの商店街も健在だ。
フレーフレー!