靴屋も面白かった。
店頭販売じゃなくフリーの営業。
飛び込みでキャバレーに行ったこともあった。
“すみません、仕事前にちょっと寄らせてもらいませんか?”前日店長にお願いして、翌日お姉さん好みの靴を持って商売。
気に入ればさっさと買ってくれるからやりやすかった。
靴のブランドも覚えた。
ゴムの販売も可笑しかったなあ~
何種類もの見本フアイルを見せながら、“どうこれ?”
もちろんお金が欲しいから働くんだけど、それ以上にそれぞれのご商売の実情を見させてもらい、見知らぬ人との多くの出会い、おしゃべり。
時に、“休んでいけば” とお茶やお菓子をご馳走になったりと、そんな人との繋がりがいいんだな~
まあ~こんな感じだから、人とは繋がっても収入に繋がらないんだなあ~
家に戻れば現実がある。
違った意味で現実逃避だったのかな。
なんやかんや色々やってきたけど、沢山の事を勉強させてもらった。
まともな結婚相手だったらきっとこんな経験はしなかったよね。
感謝かな。
“あなたは愛情を知らずにきた人だね”なんて言う人がいたけど、人の情け優しさを沢山もらったきた。
温い環境で今まできたら、きっと違う私がいるだよね。
今の自分、好きだよ。
お酒の失敗や男性との失敗、人に語れるような立派なことは何ひとつしてないけど、
いつも一生懸命だった。
人っていいんだなあ~
だから、
もっともっと人と接していきたいんだ。
それが今だったら明日にしない。
ひとのために生きるんじゃないから。
自分のために生きるんだから。
母との確執、
バカだったな。
あなたが自分のために生きたから、私はひとの寂しさ、悲しさ、優しさを知ることが出来た。
ありがとう。
若いときは見えなかったことが今みえることがある。
と言うことは・・・
もっと年をとれば、
もっとよく見えるのかな?
どんなものが見えるのか、ワクワク。