孫の楓雅(ふうが)がマイクを離さなかった「ゆるり」はオディオ好きなダンナが集めたアンプやスピーカーで溢れている。「ゆるり」の2階にも母屋にも追分の倉庫にも。
歩く場所もままならないほど、重さで家が沈むのでないだろうかと思うわれるほど家中に積まれている知人からの預かりものもタップリと。(その知人は優秀な修理技術者)
それゆえ、いい音が出る。
気持ちいいほどの音が。
クラシック、ジャズ、などなどジャンル別にアンプ、スピーカーが違うらしい。
ここで歌うものだから街中のカラオケ店はすっかりご無沙汰している。
アイパットを楽譜立てに置き、マイクスタンドで歌う。
もう歌手になった気分だね。
その「ゆるり」から見る今日の景色。
夏は一面青々したキャベツ畑だった。
道行く人が立ち止るほど見事な我が家の紅葉も、今は枯れ木となりつつある。
夏中、我が家の花たちに潤いをもたらせてくれていた用水路の水面に落ち葉が溢れ、
あと2ヶ月もすれば
雪を被るのだろうか。
自然は確実に次の季節に進んでいる。
10本のほた木から椎茸が次から次に顔を出し、直径10cmもある立派な椎茸を収穫。
ヤーコンも採れた。
花で溢れていた庭は今、閑散としている。
でも、春に備え、チューリップの球根をここには黄色、あそこには赤と花が開いた時を想像しながら
こ~こ~とV字になって飛ぶ白鳥を真上に、植え付けを楽しんでいる。
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