山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

欲張りすぎたかな?

2021年06月06日 | 山菜料理
 楽しい朝仕事から帰宅すると、妻が保存してあったタケノコの皮むきをしていた。
「また採ってくるんだったら、前のものを食べておきたいじゃない。」
我が意を得たり。と申しますか、私が収穫してくることを信じてくれていたんだね。ホントは採れるかどうか分からなかったのに。アリガト


       ここで、新旧交代します
 今回剥いている分は、牛とこんにゃくと和えて煮物になる予定だそうだ。この辺の料理は、妻のレシピがしっかりとあるので、お任せいたします。
 それでもまだ結構残っているし、次の収穫もあるので、今回収穫した分は親戚知人に配ってもらうことにしましょう。「生」がいい方と「茹でたもの」がいい方とがいるので、半分は茹でてアク抜きをします。ここに時間がかかるんだけど、今回は2回で済みそうです。


       1回目の下茹で完了
 連絡を入れると、受け入れ態勢OKのようなので、妻が届けに出掛ける。
 その間に、他の山菜の下ごしらえを済ませておきます。

 ウルイの部
 ・何層かに重なっている茎を外して丁寧に汚れを落とします


       丁寧に洗います
 ※多分、ここが一番の勘所です。しっかりと
 ・今回は結構長めだったので、鍋に収まるサイズに切って


 ・5分強茹でます
 一丁上がり!

 ミズの部


 ・軽く洗って、茎の上部から根元に向かって葉を引き下ろすと皮が剥けます
 ※葉が互生しているので、右側の列、続いて左側の列というように外します
 ・根元部分をしごき洗って汚れとひげ根を落とします


       準備完了!
 ・4分ほど茹でます


       出来ました
 ここで閃いた。一昨日のワラビがある。ここにウルイとミズがある。晩春を代表するおひたし系山菜が久しぶりに揃ったじゃないの!やっちゃいましょう!

  ≪春の山菜三色漬し≫

 それぞれの下ごしらえが終わっているので、調理は簡単です。

 ・それぞれの山菜(各100g)を寸切りにします
 ・適当な大きさのボールに入れて、つゆを加えます
 ※甘口醤油とみりん各50ml+だし汁200ml


       結果的にヒタヒタになりました
 ・冷蔵庫で半日おいて味を染み込ませます


       晩餐のおかずに添えました(タケノコ・ウドも加わって山菜尽くし)
 食べてみると、非常に美味しい!それぞれがヌメリを伴う山菜なんだけど、ワラビのトロッ、ミズのシャキッ、ウルイのキュルッとした食感が渾然一体となって楽しめる、何とも贅沢なおひたしになりました。
 ただね、それはいいんだけど、貧乏性のマタギとしては、「欲張りすぎたかもしれない」という反省が少々。
 この子達、単独でもそれぞれが十分に美味しい山菜だよなあ。こういう華々しい料理もたまにはいいけど、次は別々に盛り付けて、別々に味付けして、それぞれのよさを楽しみたい。そんな思いを改めて強く抱くことになったのでした。
 したがって、次は単独の素材をどう楽しむかを考えてみますね。