「ところで、今夜の料理、どういう分担にする?」
ほう、そう来ましたか。
クリスマスイブにあたって、誰が何を作るか。これは、なかなか民主的で素敵な投げかけだ。
みんなで作って、みんなでクリスマスを楽しむためには、こういう分担も大事だよね。
「私、鶏肉とスープやる。」
いいねえ。
「じゃあ、私はそこに添える飾り野菜とサラダ作ろうかな。」
これもいいねえ。・・・と言ってていいの?
マタギの作るものがないじゃありませんか。
「そう言えば、今年はクリスマスケーキ買うのやめたの。だって、必ず食べ切れなくなって余らせるから。」
その選択は、間違いではない。
普通なら、「それでいいんじゃない。」と言うところなんだけど、返事をせずに考える。
余らせるとは言っても、やっぱりクリスマスにケーキは欠かせませんよ。
ディナーの役割が全くなくなりそうなマタギだから、この際、作ってしまいましょうか。
で、家族には内緒でちょっと買い物に出かけることにしました(途中でバレたけど)。
買ってくるのは、イチゴその他のフルーツ。
買ってきちゃった
驚くべきは、イチゴの値段。1パックに十数個入って千円近い。『あまおう』なんて更に倍の値段がついている。
まあ、今が一番の稼ぎ時だというのは分かるけど、皆さん商売上手やがな。
それでも買ってくれるマタギのような客がいることを、しっかり見込んでの値段ですがな。
しゃあないわ。もろうておきますか。1パックかごに入れて、ついでに他のフルーツにも目をやると、ほぼ同量のパイナップルが百円台。
何やねん、この値段の差は、と思いつつ、こちらもかごに入れて持ち帰りました。
これで、準備OK。早速取り掛かりましょう。
作るのは、イチゴとパイナップルのショートケーキ
下ごしらえ・調理の部
ケーキの場合、まずはここからですね。
・ケーキ型にクッキングシートを敷き詰めます
※実は、先日の『カレーまん』の時に使ったシートがきれいだったので洗っておいて、そのまま使いました
・・丈夫なクッキングシートのことですので、料理によっては、今後も続けたいと思います。
生地の材料になります
・卵3個に無塩マーガリン40グラニュー糖80とはちみつ12に、薄力粉90g
・卵にグラニュー糖とはちみつを加えて、湯煎しながら混ぜていきます
・10分ほど続けるとペースト状になってきます
・ふるいにかけた薄力粉を混ぜたら
・300w1分で溶かしたマーガリンも加えて更に混ぜます
・型に流し込んだら、予熱済みのオーブンで180℃30分
・この隙にイチゴのヘタを取って、パイナップルを薄切りに
さあ、いい感じに生地が焼けましたよ!
・ひっくり返してあら熱を抜いている間に生クリームです
・生クリーム300gに対して砂糖20gとバニラ3振り
おおっ、さすがに冬至、しっかり固まるわい
・生地を横半分に切り分けたら生クリームを塗って
・パイナップルを敷き詰めて
・もう一度生クリームを塗ったら蓋をします
・実は、途中からだんだん怖くなってきて生地を縦半分に切りました
※後で考えると、ここで6等分なり8等分なりにすべきだったと思います
・全体に生クリームを塗ったら
・周辺部をしぼり器で飾り、イチゴとチョコをトッピング
一応、出来たぜ。
氷点下に近い廊下に置いて冷やしておきました。
妻と娘が作ったディナーを堪能した最後に
みんなで戴きました
スポンジの間に生クリームをたっぷり挟んであったから、最後に切り分けるのが大変でした。
でも、とりあえず形は保たれた。
味の方は、生クリームのフワフワ感とフルーツの甘酸っぱさとがコラボして、秀逸ですね。
皆さん、喜んで食べていました。
よかった。
ということで、イエス様と八百万の神様にメリークリスマス!