山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

山形名物に挑戦

2021年01月06日 | 日記とレシピ
 昨日、ナメタガレイを調理しきって安心したばかりなのだが、気を緩めてはいけないことに気付いた。大晦日の年越しに戴いた蕎麦が、あと3人分程残っていた。
 いくら冷凍庫のような寒さでも、手打ちの生麺だから、このままでは鮮度が落ちてしまう。これは、さっさと食べてしまうしかありません。
 で、どう食べる?って、やっぱり山形名物のこれでしょう!

  ≪山形名物 冷たい肉蕎麦≫

 もともと山形は『そば処』として有名です。蕎麦の栽培が盛んなんですね。そして、そこから紡ぎ出される蕎麦ももちろん旨い。
 いわゆる田舎蕎麦みたいな歯ごたえと香りを楽しむ板そばも旨い。どんぶりに温かい汁で喉ごしを楽しむかけそば系も旨い。さらに、山形ならではの山菜の具だくさん、山菜蕎麦も旨い。だけどね、この冷たい肉蕎麦というのは、これらのどれとも違う美味しさに満ちているんです。
 この料理、山形県の内陸中央部が発祥です。その旨さが口コミその他で各地に広がりつつあるみたいです。その味をめざしてみます。

 つゆの部
 ・・・と言うか、これがほとんど全てだと思います。
 ・めんつゆをかけそばの割合よりも少々薄めに配合し、みりんを加えます。
 ※今回は、みりん30mlと、めんつゆ300mlに、だし汁600ml
 ・鶏のもも肉(100gぐらい)を薄切りにして加えたら着火


こんな感じ

 ・沸騰するにしたがってアクが出てくるので、丁寧にすくい取ります


 ※それでもアクは残ります
 ・冷たくなるまで冷まします


天然の冷凍庫

 ・30分ぐらいすると、冷たくなりました
 ※良い出汁をめざすならゆっくり時間をかけて冷ますべきなんだと思う。でも折角雪が積もってたから・・・
 ・このままでも美味しいと思うんだけど、一応、アクを濾し取ります

 これでつゆの出来上がり。鶏肉出汁と薄め甘めの味付けがポイントになると思います。 

 ・麺を茹でて、冷水でしっかり締めます


さあ、出来ましたよ!

 実は、大晦日に戴いたのは、知り合いのそば屋さんが届けてくれためんつゆで創ったもの。ただ、その時のつゆを使い切ってしまったので、自力でやってみたのであります。それに気付かずに「美味しい!」と言って食べてくれてるから成功ですね。
 お店みたいにきれいなつゆにはならなかったところをみると、つゆをつくる手順あたりにもう一手間必要なんだと思う。この辺は、次回への宿題でしょう。

 それにしても、この『冷たい肉蕎麦』美味しいですよ!コロナが収まったら、是非山形に食べに来てほしいですね。マタギのレシピでも、そこそこ美味しいから騙されたと思ってお試しを。


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