朝、目覚めて玄関に行くと大きな靴がある。
ああ、帰ってきたのね。
昨夜、眠ってしまい、気づかないうちに息子が帰省したらしい。
何やらお盆期間中はバタバタするので、3連休を利用して来たとか。
せっかくだからたっぷりもてなしてやりたいところだが、完全な休日は昨日だけで、今日からは、勤務に加えて町内会の会合や陸上の審判が予定されている。
まあ、とりあえずは今日のランチからだ。
午前中、妻の実家に顔見せに出かけているうちに準備しておきましょう。
で、妻が買ってきたとみられる生蕎麦があるので、これをベースに考えた結果、冷たい肉蕎麦に決めました。
前回のおろし蕎麦も捨てがたいんだけど、ちょっと好みが分かれそうなので、より万人請けしそうな料理をチョイスしました。
早速、下ごしらえだけ済ませておきましょう。
冷たい肉蕎麦の場合、『つけ蕎麦』じゃなくて『かけ蕎麦』の冷たいバージョンなので、冷たいつゆをあらかじめ準備しておく必要があります。
そして、これが料理の肝と言っても過言ではありません。
毎年、大晦日から新年にかけて戴く年越し蕎麦は、麺とつゆを、知り合いの肉蕎麦専門店から取り寄せているんですけど、つゆが一級の完成品だから、酔っ払いが茹でた蕎麦でも美味しく戴けます。
自家製の場合どうなるか。その辺を中心にまとめておきます。
・鶏もも肉で出汁を取ります
・水500gを沸かして、鶏もも肉150gを茹でます
※グツグツ沸いてきたら、アクを掬います
※鶏肉も取り出して冷ましておきます
・薄切りにして待機
※火の通りがミディアムでした。もう一度茹でても良かったかも
・ネギも、散らす分だけ切っておいてラップして冷蔵庫で待機
・鶏だし汁に調味料を加えます
・出汁醤油(画像は間違い)300gとみりん50gに顆粒出汁適量を加え
・一度煮切ってから、水300gを追加
※普通のかけ蕎麦よりも、ちょっと濃い目なはずです
これを凍る直前まで冷やすんですけど、
・まずは、つゆの内外から、あの手この手で冷やし
常温(多分30℃以下)まで下がったら、
・製氷室で待機させます
※よっぽど長時間かけない限り凍る心配はありません
あとは、皆さんの時間の都合に合わせて麺を茹でて、しっかり冷水で締めたら盛り付けて、
いただきます!
これが、やっぱり旨いんだわ。
鶏肉出汁の効いたちょっと濃い目のつゆが、太めの麺に絡んで旨さを引き立てます。
で、このつゆの冷たさが、全体の味と食感を引き締めてくれるから、ますます美味しくなるんだと思います。
家族みんな、大喜びで食べ終わることができました。
うん。このメニューにしてよかった。
美味しい料理は、家族の喜びを増幅させてくれるよね。
ありがたいものです。
ご馳走様でした!
そして、息子よ、お帰りなさい。
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