ほぼ2ヶ月ぶりの投稿です。たまには投稿しないと死んだと思われるのもどうかと思いますので、
今大問題のコロナウイルスの統合医療的対応も含めてコロナウイルス感染防止対策を三日三晩というのは大げさですがまとめて見ました。
産業医もしているので企業で話したりしていますが、日々の患者さんにも渡しています。
反対意見も有ろうし、私の個人的な意見でも有りますが、30年の漢方専門医が語るコロナ撃退法としてご参照下さい。
後日各論について詳細に述べたいと思います。
新型コロナ感染症に対する個人面での防衛法
Ⅰ感染防止の基本
①手洗い、うがい、マスク、消毒
②三密の実行(換気がとても重要!!)
1.密室にならないこと
2.人と密接に接しないこと
3.密集する場所に行かないこと
Ⅱ三Sの実行
①睡眠を十分取る(早寝早起き、人は寝ている間に昼間の生活に必要なものを作る)
②ストレスや疲労に注意(交感神経の緊張はウイルスに対するリンパ球の力を落とす)
③食事や生活習慣を正しく(不規則な食事は、色々な身体機能に負担をかけることになる)
Ⅲ身体を冷やさない3つの注意
①お酒の飲みすぎ(酔い冷め)
②風呂上がりの湯冷め(風呂から上がった後は早めの就寝を)
③寝冷え(睡眠時は体温が下がる)
Ⅳ食事において良いものは
①漢方薬
荊芥連翹湯 ( けいがいれんぎょうとう)感染毒を取るデトックス効果
麦門冬湯(ばくもんとうとう)武漢肺炎のようなカラ咳に効く
麻黄湯(まおうとう)インフルエンザに対する効果が高い
葛根湯(かっこんとう)罹ったかなと思ったら葛根湯!等々
六病位を考えて服用(風邪の時期で使う漢方が変わる)
②生姜(温熱効果)一般に温野菜、根野菜を取る。冬の病気には冬の食べ物を 夏の病気には夏の食べ物をとるのが良い
③朝鮮人参(紅参)体温を上げ免疫力を高める
④卵かけご飯(白身には塩化リゾチームという細菌の細胞膜やウイルスのエンベロープという膜を溶かす。玉子酒でも良い、白身が固まると塩化リゾチームが死活するので、なるべく半熟の状態で取ること)ちなみに鼻水は多量に塩化リゾチームが含まれているので、不必要にしつこくかまないこと。垂れるのを
拭うくらいにすること、花粉症は別)
⑤プロポリスキャンディー(プロポリスは蜂の巣の中で育つ幼虫をウイルスから守る)
⑥柑橘系果物(チンピ、キジツなど皮にウイルスに対する効能がある)
⑦ビタミンCなどの種々の抗酸化物質
⑧霊芝(霊芝には血流を良くする作用があり、朝鮮人参と一緒にとると効果的になる)
⑨マイタケ、シイタケなどのキノコ類(免疫能を高める多糖体が多い)
⑩日本茶(カテキン、渋みが多く殺菌作用や抗ウイルス作用がある)
⑪紅茶(カテキンが重合してポリフェノールなどの抗酸化物質が増え感染に強くなる)
Ⅴ物理化学作用の応用
①マイナスイオンやプラスイオンの利用(ウイルスはマイナスに帯電し、人体はプラスに帯電している。ウイルスはこれを利用して人体に近づく。同じイオンは弾き合い、異なるイオンは密着する。たとえば綿やポリエステルはマイナスに帯電しやすい。マイナスイオンを発生するものを付けることは良いかもしれない)
②適度な加湿(乾燥するとウイルスが死ぬが口腔粘膜の防衛力が弱る、湿度が高いとウイルスが長生きするが口腔粘膜の防衛力が高まる。ウイルスが肺に入りやすいので、なるべく口で呼吸しないこと。人の多い所で急いだりして過呼吸にならないこと。1回の呼吸は500mlだが不必要に急ぐと増えて危険)
③紫外線(ウイルスは紫外線に弱い。時々日光浴や衣類などの天日乾燥をする。室内はなるべく明るくする)
Ⅵ洗浄
①時々顔を洗う(鼻や口や眼を触らない)
②20~30分に一回は水を飲む(上咽頭はうがいでウイルスは取れるが中咽頭、下咽頭は飲まなければウイルスが取れない。胃液は塩酸並みなのでウイルスが死滅する。咽頭や食道に付いたウイルスは20~30分で組織に進入する)
*咽頭や食道、呼吸器から進入したウイルスは、やがて血液に入り、胆汁や消化液などから腸管に排出され、経口感染や糞口感染を可能にするが、胃に落ちたウイルスは死滅する
*注:以上は一医師の経験的な見解であり、採用にあたっては自己責任でお願い致します。 2020年3月30日作成
鞍手クリニック 熊井三治