何処のクリニックも感染を恐れて患者が減少している。病院は汚染地帯と思われているからだ。しかしながら、心療内科を謳う当クリニックには今日は50人以上の患者さんが来ました。コロナ恐怖で病状が悪くなっている患者だけではない。雇い止め、客の減少やテンナント料の払いで欝が悪化している患者さん等々様々だ。たとえコロナが6~7月に消退しても国民の心に大きく残る傷、経済的破綻の恐怖、なんらかのPTSDを残すでしょう。生命危機の体験が心を不安定にし正常な心の機能が失われるかもしれません。
三密を防げばやがてはコロナは収まるでしょうが、また何時出現するか、自分たちの日常の生活が突然終わると言うことを意識せざるを得なくなるでしょう。ガンもそうですが、他人任せにするのではなく自分の自然治癒を信じ、色々勉強し努力しコロナに対抗しなければなりません。新型コロナ感染症に対して抗生物質やワクチンの完成を待つのではなく、しっかり勉強して戦っていくことが大切です.