統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

ラドン洞窟療法近し(ホルミシス効果療法)

2012-01-09 17:42:23 | 心療内科医の金言集
ミカンの苗植えも80本で終了です。100本目標でしたが、腰痛が出たのでこれで一応終了とします。でも大きな収穫がありました。

苗植えの穴の一つにラドン高濃度すなわちラジウム岩石の地層発見しました。白く見えるところが、花崗岩が風化しているところです。さらに風化すると真砂土すなわち赤土になります。これらは酸化鉄の色です。酸化鉄は磁力線や遠赤外線を出すため、大理石は風呂によく利用されます。


農園の中の通常の地上1メートルくらいの空間線量(自然放射線)です。

穴に近づくと上がってきます。しかしラドン自体は空気の7倍くらい重いので穴の外には出てきません。

穴の横の掘り出した風化花崗岩の上ですでに高濃度放射線が取れました。玉川温泉の岩盤もこれくらいです。これはラドンのアルファ線よりもラジウムのγ線かβ線が多いと思います。このインスペクターという測定器はα、γ、β線しか測れません。中性子線は当然計れません。

穴の中央の空間での放射線です。これはラドンのアルファ線が主です。この値は一般のラドン温泉の風呂の中での測定より高い値です。


日にちが違いますがこの穴の底の放射線です。これは携帯で撮るのですが、ラドンは電離放射線なので0.5マイクロを超えると携帯がフリーズして写真が取れなくなります。この日は0.6マイクロシーベルトまで上がりました。

玉川温泉やその他のラドン温泉に行ったことのある人は分ると思いますが、これはとても高い値です。ここに穴を掘り、洞窟広場を作れば服を着たまま強力なラドン浴が可能ということを意味しています。玉川のように熱くも寒くもなく、地下の温度の16度くらいで本を読みながらガンの療養が出来るということです。今は温泉水の自販機しかなく、今日も「ここは入れる風呂がないのか」と顧客に叱られましたが、ラドン温泉風呂よりもっと強烈な空気風呂を作るつもりです。

 ラドンはガスで呼吸器から入る一種の内部被ばくですが、ガスなので風呂から出れば体のラドンは30分で身体から消失し、からだに全く残りません。一方セシウムなどの放射性同位元素は半減期も長く、もともと体の構成要素と似ているので体に取り込まれてしまい、いつまでもガンマー線やβ線を放出し続けるのです。しかも半減期が30年と長く、ストロンチュウムなどは骨に入り血液がんの危険を生じます。プルサーマル原子炉のプルトニウムは半減期2万4千年、墓場の中まで輝き続けます。ラドンのアルファ線は紙も通しませんが、プルトニュウムの中性子線は原子核を破壊します。遺伝子に影響するどころではありません。ラドンの半減期は3.8日です。分り易く言うと、バレーのネットが体に喩えるとアルファ線はバレーボールがネットにあたる感じ、ベター線は弓矢、ガンマー線は銃、中性子線は機関銃かレーザー光線です。バレーボールがネットに当たるとネットは締りかえって丈夫になりますが、ガンマー線以上はネット(身体)自体が破壊されてしまいます。

 放射線は上述のように距離の二乗に反比例して少なくなります。原発事故の所で1メートル地上の放射線が高いというのは、空気中に放射性物質が漂っているということになります。身長の低い子供は大人より危険になります。しかも放射線測定器が汚れないようにビニールでカバーしていますので、アルファ線は測れていませんので実際よりは低く出るかも知れません。原発事故で1メートル上の空間線量が1マイクロシーベルト/時間あるという意味をよく考え、政府には住民の安全な対策を早く取ってもらいたいものです。

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