河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

手荷物は1個に

2008年06月17日 | インド・ネパール
ネパールのローカル空港へと向かっていた。

両手に1個ずつ荷物を持ちカウンターに並んでいると、係員から「飛行機が小さいので機内持ち込み手荷物は1個にしてくれ」と言われた。

仕方なくその場で荷物の整理を始めた。
左手の荷物は「幸福」、右手の荷物は「不幸」
数十年分の荷物が入っていて少し重たい。

開けるのが怖かったが中を見てみると、どちらも、ほとんど石ころや新聞紙やガラクタばかりで、中身は無かった。

「なんだ、それじゃ、今まで手ぶらでも良かったのか」と叫んでしまった。

カウンターの係員は
「オーマイ、ブッダ」とつぶやいていた。

前にいた裸足の青年は
「そうだろ、人生は風みたいなものさ」とささやいた。

後ろの裸のサドゥーは
「人生なんてフンドシ一丁だよ」と笑った。

そして、どこへ行くのかわからない小型飛行機のタラップを上った。

って、乗る飛行機間違えてる・・・