八田二郎メモリー画像「黒牛」

バリ・ウブドの火葬行列
黒牛の背中に人がぶら下がっているが、この人はご遺体ではなく生きている人
黒牛と白牛の「黒白」には何か意味がありそうだが不明
こういうオミコシのようなものがいくつも連なって寺までパレードのように歩いていく

（八田二郎の体内から回収されたSDカードの画像データより）

そして1960年（または65年頃へ）

バンコクから大阪までは5時間ほどのフライトである

バンコクは暑すぎるので次は大阪経由で沖縄に行くことにした

着陸前のアナウンスが聞こえてきた

この便はANAとのシェア便なので日本語のアナウンスも入る

「・・・当機は伊丹空港への着陸体勢に入っております、現地の気温は8度、天候は曇り・・・」

国際線は関空じゃなかったのか

鶴のマークのJALの飛行機が停まっている

そういえばJALはマークが新しく変わったのだった

「今年は東京オリンピックですな、新幹線も開通ですよ」

機内で新聞を読んでいた乗客がしゃべっていた

次のオリンピックは東京に決まったのか、東北新幹線が開通したのか

さっそくバンコクで買ったソニーエリクソンのスマートフォンにイーモバイルのSIMを入れたが
電波も拾ってないし、通信回線のリストも出てこない

ひょっとして周波数が違うのか・・・また使えないスマートフォンが1つ増えた、これで何台目だろう

スマートフォンの時計表示を見ると

「1964年3月1日」になっていた

僕は未来の1960年代に来てしまったのだ

そしてブログは途方にくれる

アンドロイド八田二郎の持ち主らしい貧乏そうな日本人はバンコクから沖縄へ向かったきり行方不明のままらしい

八田二郎は骨組みだけの状態でバンコクのサービスセンターにいる

僕は50年ぶりに病院で目覚めたところだ

はたして今このブログの筆者はいったい誰なのだ

2月29日(水)のつぶやき

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