温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

「変身インタビュアーの憂鬱」第5話

2013-11-26 17:00:41 | 中丸雄一くん
チューリップ殺人事件の一年後に殺されたと思われていた
女性が、実は生きていた!
インターネットに載っていた、第2の事件の記事はウソだったのか?

今は何でもインターネットで調べられる時代だが、
調べることと真実を得ることが同じだとは限らない。
結局、自分の手で確かめるまでは信用できないということか。

二転三転する事件に振り回され、「真実になんか興味ない」と
言い切っていた白川先生のナレーションも沈みがち。
何人にインタビューを重ねても、誰のいうことが本当で
誰が嘘をついているのか、まるでわからないのだ。

もっとも、白川先生が青沼に化けていることが
いちばんどえらい嘘なんだけどね。

爽やかな容姿で、行く先々でモテモテの青沼に対し、
実物の白川は、編集長には「ぬらりひょん」と呼ばれ、
猫旅館のおかみさんと番頭さんには、
「髪がぞろりと長くて、うすぎたなーい感じの・・」と
さんざんな言われよう。
まあ、それだけ変身が完璧ってことか実物をけなされることが
フェイクの喜びだったりするのかな?屈折してるな・・。

ところで、白川と下日山が長逗留する「猫旅館」は、
事件のあった消ノ原町(けしのはらまち)から山を一つ越えた
賽の河原町にある。
事件の調査に行くときは、循環バスを利用する。(いつもガラガラ)
白川いわく“ブニュエルの映画のような”『昇天峠』をはさんで
二つの町をつないでいる循環バスが「六文交通」。
賽の河原だからね。三途の川の渡し賃がいるのね。
さらに猫旅館の真ん前にあるバス停の名前は
『奪衣婆(だつえば)』!
賽の河原だからね・・・にしてもこわい!
この住所から、年賀状とか来たらいやだなー。

殺されたと思ったら実は生きていた女性を追って、
舞台は突如、じめっとした山あいから陽射しの明るい海岸へ。
いよいよ当事者と対面、というところで
次回に続く、じゃなくて、つづけますけど何か、となった。
何もないです。好きなだけ続けて。
コメント
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