283回目の「まじっすか」は今年1月以来の『コレクター部屋』11弾。
ひとり目の方はコレクター歴65年、鍵屋さんを経営しながら
世界の珍しい鍵を集めている、アンティーク錠前コレクター。
お店の面積の半分は商品、半分はコレクションで占められている。
「かに」とか「えび」とか「鳳凰」とか、動物の形の鍵に職人の遊び心を感じる。
2000年前ものと思われる、指にはめる青銅製のカギは、大切なものを守ることから
結婚指輪の起源になったという説も。
コレクションにつぎ込んだ額は奥様にはナイショというご主人、
奥様には(収集を)やめろと言われるが、
「自分が入れ込む対象があるのは良いことじゃないか、
人間やっぱり、それが必要なんじゃないか」とおっしゃる。
同感です。情熱や意欲を注げる対象があると、生きることに張りが持てる。
「程度問題ですけどね。」とも仰る。これも同感。周囲にけむたがられてはいけない。
ふたり目は、ギネスの世界記録を持っている熱烈なキティコレクター。
ピンクの外壁の部屋の外にまでキティグッズが飾ってある。
中丸くんは、部屋の主を「見た目普通の、30代の女性」と推測する。
わたくしは、50半ばの、ええ年してフリルの服着たイタイおばさんと予想したが、
出迎えてくれたのは初老の男性!
元警察官の郡司さんは、慰安旅行でキティちゃんのキーホルダーを買ってから
トリコになって35年間、集め続けているという。
コレクションは、コスメや洋服、女性用下着と、一歩間違えたら怪しい人と
思われそう(警備員にマークされた経験あり)な範囲にまで及ぶ。
奥様は、ご主人のキティ好きを「バカだね」と言い放つも、
この人はキティに人生かけたんだからそれでいいと、理解ある言葉。
(コレクションのおかげで)こんな素敵なお兄ちゃまにも会えたと
中丸くんの取材を喜んでくださる。
ただ、「僕のグループの名前ご存知ですか」と中丸くんが思い切った質問をしたところ、
KAT-TUNという名をすさまじく間違えていた。
「カッパーズ」って、どこから浮かんできたのだろう、
往年のグループサウンズのような響きといえなくもないが・・
「か」しか合ってなかったよ。