浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
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良き出会いを

2016-05-10 20:09:44 | 法話

親鸞聖人のお言葉親鸞におきては、ただ念仏して弥陀にたすけられまゐらすべしと、よきひと(法然)の仰せをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。念仏は、まことに浄土に生るるたねにてやはんべるらん、また地獄におつべき業にてやはんべるらん。総じてもつて存知せざるなり。たとひ法然聖人にすかされまゐらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからず候ふ。そのゆゑは、自余の行もはげみて仏に成るべかりける身が、念仏を申して地獄にもおちて候はばこそ、すかされたてまつりてといふ後悔も候はめ。いづれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。親鸞聖人は、比叡山にて、20年にもおよぶ命がけの自力修行にはげまれました、しかし、修行にはげまれても、煩悩は消えることはありませんでした。その頃、念仏一つで救われると説く、法然上人をお訪ねになったのです。その法然上人のもとに、何度も通われたのでしょう。そして、ついに、このお方だったら、私は、たとえ、騙されたって、かまわないというお気持ちになったのでしょう。本当に、信じることの出来る方、心からお任せ出来る方に出会えたというのは、大変なお喜びだったことでしょう。人は、どうしたら、このように、相手を信じるようになるのでしょうか、それは、その信じるという心は、相手から、頂いたものだからです。私が信じる前に、私を信じてくださった、私のことを、本当に思ってくれていた、そのはたらきに気づいた時、人を「信じる」という心が生まれてくるのです。こういう時代であればこそ、本当に「信じる」ことの出来る方との出会いは、大変な有り難いことであり、喜びであると思います。この人は、絶対に、私を裏切らない、どんなことがあっても、自分を見捨てることがないという、出会いこそ、生まれてきた甲斐があるというものです。皆様、良き出会いを。今日は、今週末、法徳寺でお勤めさせて頂きます、仏前結婚式の打ち合わせをさせて頂きました。私にとって、住職として、初めての経験です。楽しみです。

 

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