浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

三日坊主でも大丈夫

2024-05-26 21:37:00 | お知らせ
浄土真宗は、生きてる間に、お浄土に生まれる身に定まる教えであります。救いは死ぬ時ではなく、今であります。死んでみないとわからないのではなく、死ぬ前にお浄土に生まれる身に定まっているのです。私は、できるだけ長生きをしたいと思っています。早く死にたくはありません。しかし、その反面、いつ死んでもお浄土に参らせてもらえるという救いは、ありがたく思います。臨終の時は、ありがたくないかもしれません。ただ苦しいだけかもしれません、死にたくないと思うだけかもしれません。しかし、私の思いは関係ないのです。アミダ様の救いは、既に私に届いているのです。その救いは、私の思いとは関係なく、いつでも、おはたらきくださるのであります。それが、死の解決であります。それ以上のご利益は無いのです。死の問題は、未来にあるではなく、今の問題であります。南無阿弥陀仏が、私が、お浄土に救われる証拠であります。その証拠が、今私の口に称えさせていただいているのです。阿弥陀様の救いが、私の身に満ちているからこそ、私の口に南無阿弥陀仏と出てくださるのです。私が称えているのではないのです。称えさせていただいているのです。南無阿弥陀仏と称える事はとても易しい行であります。三日坊主の私でも、できる行であります。しかし、南無阿弥陀仏は、私の行ではなく、大行であります。大行とは、阿弥陀如来の行いであります。私を必ず救うという阿弥陀如来の行なのであります。私の行では、お浄土へ参れないのであります。




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八方美人

2024-05-25 20:24:00 | お知らせ
来週には、永代供養式個別墓地の一基目が完成する予定になっております。皆さんから、いつ出来るのか?すぐに売り切れちゃうんじゃないか?と問い合わせが多く、ありがたいことでございます。私も、どのようなものが、出来るか楽しみであります。ペットと一緒に入りたいと言う方も、多くいらっしゃいますので、完成しましたら、Instagramやこちらのブログでもご紹介しますので、よろしくお願いいたします。
さて、私は会社員ではないので、ホントのところはよくわからんのですが、今は1つの会社に長く勤めるという方ばかりではなく、転職が当たり前なようでございます。テレビを見ていると、そのような転職をサポートするコマーシャルがたくさん出てくるので、それだけ需要がたくさんあるのだなと思います。今は学校も、様々な形で学ぶことが出来るのであります。学校に馴染めなかったり、居場所がなかったら、転校もできるし、通信教育も選べるのです。お寺も同じです、住職と折り合いが悪かったり、雰囲気に馴染めなかったり、付き合いが大変だったり、そうしたら、いつでもやめれば良いのです。我慢して檀家を続けていく必要は無いのです。私は、若い頃、寺報をできるだけ、縁ができたお宅には、すべて郵送しておりました、しかしある時、「もし、ご迷惑であれば、いつでも郵送を取りやめますので」と添え書きをしたことがあります。そうしましたら、「郵送はしなくて結構です。郵送費がもったいない」という返事が数件ございまして、ちょっと、ショックでした。けれども、それが現実であります。皆さんも何かのダイレクトメールが送られてきたときに、興味がなければ、封も開けずにそのまま捨ててしまうのではないでしょうか。私としては、皆様が喜んで読んでくださると思っていたのは傲慢だったのであります。それは仕方がないのです、それで良いのです。お寺が、好きな人もいれば、嫌いな人もいる当然でございます。八方美人は必要ないのであります。皆さんも周りの人に、好かれようと、みんなに笑顔を振りまいていたら、疲れてしまうのであります。しかし、阿弥陀如来は、どんなに嫌われようとも、どんなに拒絶されようとも、私を必ずお浄土に救うとはたらいてくださるのです。




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石の上にも3年

2024-05-24 22:16:00 | お知らせ
今日は、午前と午後にご法事がございました。午前のご法事は、霊園さんでお勤めをさせていただいたので、その帰り道、通りかかった神社さんの掲示板に「石の上にも三年」と言う言葉が、書いてありまして、ちょうど昨日、「継続は力なり」とブログに書かせていただいたものですから、ちょうど同じような意味だなぁと思ったのであります。辛いことでも、耐え忍び継続していけば、いつかは報われる、そういう世の中であって欲しいものであります。今、辛い境遇にある方も生きてさえいれば、必ず良いこともあります。人生は良いことも、悪いことも、何が起こるかわからんのであります。それにしても、石の上にも3年は、久しぶりに聞いた言葉でした。何とも新鮮でありました。今は、辛いことがあったら、我慢せず、逃げ出せとなるのであります。私も辛くて逃げ出した事はたくさんあります。今はそれでよかったと思っています。石の上にも3年、これに執着することなく、また、なんでも三日坊主でも困ります。できたら、バランスよく人生を歩んでいただきたいと思います。生きている事は、ありがたいことなのです。今日、現世の命をおわっていった方もたくさんいらっしゃるのです。今日、大切な方と別れた方もたくさんいらっしゃるのです。私の命は、すべて阿弥陀如来にお任せしております。
境内の掃除一休み中



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継続は力なり

2024-05-23 22:16:00 | お知らせ
NHKで、最近、新プロジェクトXという番組が始まり、先日何気なく観ておりました。プロジェクトXとは、大きな仕事を成し遂げた方のドキュメンタリー番組であります。その時の回の主人公の方が退職される時、部下たちの前で「私の会社生活は、自分の思い通りにやらせてもらった本当に楽しい会社生活でした。でも、思い通りにやらせてもらう為に、私なりに努力を惜しみませんでした。皆さん自分に目標を持って、その目的まで努力をして良い会社生活を送ってほしいと思います」とおっしゃっていました。自分の思い通りに、自分の描く通りに、人生を歩む事は、そこには惜しみない努力が必要なのであります。それでも、いくら努力しても、思い通りにいかぬことも、たくさんございます。それでも、あきらめず投げ出さず継続していく。そういうことの出来る人間が世の中にはいらっしゃるのです。日本人の方は特に多いと思います。継続は力なりと申します通り、それはその人の才能なのだと思います。親鸞聖人の主著である教行信證は、関東である程度の完成がされ、60歳の頃京都にお帰りになったあとも、75歳まで弟子に写すことを許さなかったそうです。それまで、何度も何度も書き直しを重ねていかれたのです。浄土真宗の教義がしっかりとしているのは、この主著があるからであります。ところが、この本はそう簡単に理解できるものでは無いのです。しかし、本願寺第8代目門主蓮如上人は、この難解な教行信證を、たった1枚のお手紙に、凝縮されたのです。蓮如上人は、この教行信證を、読んで読んで読みぬかれたのです。それが、聖人一流章と呼ばれる御文章であります。難しいことを、なるべく簡潔にわかりやすくまとめるのはとても難しいことであります。相当な教えに対する理解がなければ成し遂げられないのであります。お経には必ず聖人一流章が載っておりますので、ぜひお読みいただきたいと思います。命は、大事に使いたいものであります。




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期待は裏切られる

2024-05-22 22:00:00 | お知らせ
昨日から、植木屋さんが、松の手入れに来てくれています。去年は諦めたミツバチの巣箱の前に、ミツバチが大好きだという蘭を持ってきてくれました。ミツバチは、この蘭の花に誘われて、巣箱にやってくるのだそうです。本当かなぁ?と私も最初は思ったのですが、私の知り合いのご住職は、この方法で見事ミツバチが来てくれたそうでございます。私はすっかり諦めてほったらかしにしていました。これでミツバチさんが来てくれたら嬉しいなぁ。しかし、期待しない方が人生はうまくいくものです。私は今まで期待して、何度裏切られたことか。そしてもう期待しないでおこうと思っても期待してしまうのであります。特に、他人は、自分の思い通りならないものであります。何かを差し上げれば、お礼の1つもあるだろうと思うものです。何にも反応がないと腹が立つのです。それも全て期待するから来てるのであります。自分も思い通りいかないのに、他人はなおさら思い通りにならないのであります。
今ツツジが満開なのですが、なぜかミツバチさんが見当たらないのであります。



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