二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

四層濃淡

2018年04月26日 | 日記

二鶴工芸です。
お店のオーナーから螺鈿を使った作品が欲しいということで急遽加工。
螺鈿をポンチで抜いて、接着。
何かエイのスターマークみたいになった^_^;
長方形のお皿になる予定。
この加工は螺鈿よりもバックの金地がミソで。
実は四層の濃淡加工です。
迷彩風の紋様で三層の濃淡プラス、よく見ると不定形の四角の切箔紋様がうっすらと見えるようになっています。
純金箔を一枚箔を貼るだけで、これだけの表情が出ます。
純金箔ならではの柔らかさがないと出ない加工です。