二鶴工芸です。
金彩工芸の金括り(くくり)加工の動画をアップしました。
金括りは友禅染の糸目糊をおいた後の白く残った線を金線でなぞる加工です。
「金線描き」「筒描き」ともよばれます。
業界では「かっぱ」とよばれている渋紙の筒と真鍮製の先金を使い、金粉と糊を混ぜた金糊を筒に入れて搾り出すようにして金線を描いていきます。
他に「ひっかけ」「光線」といって全ての糸目を括らずに効果的に発色するような括り方もあります。
金線で描くことにより柄が締まる効果や立体感を出す効果もあります。
同じ筒描きで箔を貼った「箔糸目・糸目箔」という加工もあります。
金線が箔になり、より光沢のある糸目になります。
動画はこちら⇒https://www.youtube.com/watch?v=diA1Ia8qAwc