二鶴工芸です。
先日から投稿している修業時代のスケッチブックに保管している作品サンプルラスト!!
これは唯一完成品を保管している作品です。
※これまで制作した他の作品は両親が知り合いにプレゼントしていたようです。
作品は金唐革のイミテーションです。
この作品は私自身かなり思い入れがあるものでした。
構想約2年。
これでいけるとなったタイミングで制作しました。
修業時代にはお坊ちゃん扱いされたり、色々悔しい思いが募っていたので「いつか黙らせてやる!!」(きたない言葉つかいですみません!!)と思い、密かに構想を練っていました。
体育会系体質というか、体育会系スピリッツ!!
頭の中ではすでに完成形のイメージができていたので、制作にはそれほど日数もかからず2週間ほどで完成。
通常、仕事が終わった後の残業時間に制作するので完成には1ヶ月以上はかかります。
体育会系出身でしたのでイメージトレーニングのクセが勝手に見に付いていたので、そのおかげかもしれません。
頭の中でイメージするということがこの世界でも通用するのだと、当時気が付きました。
完成品は思っていた以上に評価され、業界のレジェンドにも褒めていただき自分でもビックリでした。
この作品は自分自身ターニングポイントになった作品でしたし、師匠が常に「どの工芸にも負けない」と言っていたことを、私もその思いを知らぬ間に継承していたのだとのちに気が付いた作品でした。