二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

銀粉

2022年01月28日 | 日記

二鶴工芸です。
銀箔砂子を入れているフィルムケース。
市販されている銀箔紛ではなく、200番メッシュで銀箔をつぶした手製の砂子(銀箔紛)です。
小さい箇所や砂子が必要以上に散りたくない場面には竹製の筒を使わずに、予め用意してある砂子を筆に直接含ませてぼかしたりします。
そういう場面に使うためにフィルムケースに入れて保管しています。
良い時代には大量の砂子が必要だったため、ミキサーで箔を一旦細かくつぶして、それからメッシュの細かい竹筒を使い砂子を作っていました。
ジュースを作るのではなく、箔をつぶすためにミキサーを使っていました(^_^;)