二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

作品紹介3

2023年03月20日 | 日記

二鶴工芸です。
3月24日(金)~26日(日)まで開催する京もの認定工芸士会「響」の第三回工芸展に出品する作品の詳細です。
テーマが「職人が自ら使いたいものを作っちゃいました」なんで私物でもあります。
作品名は2WAYバッグ「錫箔」です。
前回、2WAYと言いながら説明が無かったので説明したいと思います。
通常販売している商品は手提げバッグとして販売しておりますが、ハンドル(持ち手)を留めてある箇所がホックなので取り外しが可能となっております。
ですので、私はそれを利用して私物のショルダーストラップを付け替えて使用しております。
画像のようなイメージです。
この作品というか私物ですが、再販の予定は無いです。
やっぱり拘って作ったものですので同じものを世に出したくないところはあります。
ですが、市販の竹製ハンドルでの制作でしたらオーダーは承ります。
金具もアンティークゴールド仕様になります。
今回で説明は最後となりました。
響のメンバーの拘ったものをご覧くださればと思います。
是非、お立ち寄りくださいませ。
私は26日終日在郎予定です。
尚、26日は多くのメンバーが在廊しており、本人から作品の説明やお話が聞けるまたとない機会ですので是非。
インスタライブも予定しておりますので、遠方の方はインスタグラムからご覧くださればと思います。
※響のインスタグラムをフォローしてください!!

インスタライブ時間タイムテーブル
☆は在廊日

○3/25(土)
10:00〜11:00頃まで(順不同)
・金箔押師/藤澤 のりふみ ☆3/24.25.26 9:00〜17:00(最終日16:00)
・京焼、清水焼上絵付師/並川 昌夫 
・西陣織爪描本綴織師/中尾 友美 ☆3/25(土)9:00〜13:00
○3/25(土)
13:00〜14:00頃まで(順不同)
・竹編職人/細川 秀章 ☆3/25(土)9:00〜13:00
・京印章/河合 祥子☆3/25(土)13:00〜17:00
・京印章/河合 良彦
・西陣織金襴織師/平居 幹央 ☆3/25(土)
13:00~17:00

○3/26(日) 10:00〜11:00頃まで(順不同)
・京友禅金彩加工職人/上仲昭浩 ☆3/26(日)9:00〜16:00
・手描友禅作家/上仲 正茂 ☆3/24.25.26 9:00〜17:00(最終日16:00)
・錺金具師/小林 達也 ☆3/26(日)9:00〜16:00
・京たたみ/太田成樹 ☆3/26(日)9:00~16:00
○3/26日(日)13:00〜14:00頃まで(順不同)
・京扇子金彩加工職人/米原 康人 ☆3/26(日)13:00~16:00
・京友禅引き染め職人/古橋 敏史 ☆3/26(日)13:00〜16:00
・御簾職人/前田平志朗 ☆3/26(日)13:00〜16:00
・蒔絵師/關敬介 ☆3/26(日)13:00~16:00
・京友禅/佐藤稚子 ☆3/26(日)13:00〜16:00


展示会の情報含め京もの認定工芸士会「響」の情報は以下のサイトからどうぞ

インスタグラム➡https://www.instagram.com/kyomonohibiki/?hl=ja
ホームページ➡https://kyomonohibiki.wixsite.com/kyomono-hibiki


◆開催日時:令和5年3月24日(金)~令和5年3月26日(日) AM9:00~PM17:00(最終日16:00まで)
◆会 場:京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー 〒606‐8343 京都市左京区岡崎成勝寺町 9‐1 京都市勧業館みやこめっせ地下 1 階
◆主 催:京もの認定工芸士会 響 (会長 上仲 正茂)
◆後 援:京都府・京都市・京都伝統産業ミュージアム

【出展者一覧(氏名、指定工芸品目)】
・平居 幹央 西陣織
・中尾 友美 西陣織
・佐藤 稚子 京友禅
・上仲 昭浩 京友禅
・上仲 正茂 京友禅
古橋 敏史 京友禅
・並川 昌夫 京焼・清水焼
・關 敬介 京仏具
・藤澤 典史 京仏具
・細川 秀章 京竹工芸
・真下 彰宏 京銘竹
・河合 良彦 京印章
・河合 祥子 京印章
・小林 達也 京都の金属工芸品
・米原 康人 京扇子
・太田 成樹 京たたみ
・前田 平志朗 京の神祇装束調度品








9年前同日の投稿

2023年03月19日 | 日記

二鶴工芸です。
9年前同日の投稿です。
ドキドキの京都オークションでした。
落札されてホッとしたのを思い出します。
現在は開催されていません。

以下です。

二鶴工芸です。

昨日、「京もの工芸品」 京都オークション が開催され無事終了しました。

結果全員落札

当日は早めに集合してリハーサル後本番へ。

多数のお客様の前でプレゼン。

ほんとドキドキで。

前回も経験してるんですが、なかなか。

で落札

今回の作品は財布という実用品でしたのでものすごく不安でした。

本当にありがとうございます。

惜しくも落札できなかった方もありがとうございました。

今後の創作活動の力をいただきました。











京都映画賞

2023年03月18日 | 日記

二鶴工芸です。
先週土曜日に京都映画賞の表彰式の招待をいただき、出席してまいりました。
実は京都映画賞の作品賞と優秀スタッフ賞のトロフィーの金彩ガラス皿を制作させていただきました。
記念すべき第一回目の京都映画賞のトロフィーの制作に携われたことに、いち職人として本当に光栄で感謝です。
受賞者様が手に持ってスピーチ・記念撮影されているのを拝見し感無量になりました。
ご依頼くださりました関係者の皆様、本当にありがとうございました。

※映画館の画像は提供していただきました。


京都映画賞➡https://filmaward.kyoto/










夜桜をイメージした金彩ガラス皿

2023年03月17日 | 日記

二鶴工芸です。
夜桜をイメージした金彩ガラス皿。
直径約24cm。
一点ものになります。

この商品はこちらのショップのみで販売中です🛒➡https://and-h-museum.shop/products/gold-paint-glass-plate-cherry-blossom-scattering-round



「ALLIANCE FOR THE BLUE×Creema」廃漁網を素材にしたテキスタイル・クリエイターコラボ企画

2023年03月14日 | 日記

二鶴工芸です。

Creemaさんの「ALLIANCE FOR THE BLUE×Creema」廃漁網を素材にしたテキスタイル・クリエイターコラボ企画参加作品。

ALLIANCE FOR THE BLUE オリジナルテキスタイル×帆布黒 市松銀「巾着ショルダー」です。

オリジナルテキスタイルの特徴は廃漁網を原材料にしてナイロン再生樹脂へ加工・紡糸しタテ糸、ヨコ糸ともに210デニールの高級感のあるツイル生地に織り上げられています。
廃漁網を再生したものとは思えない生地です。
その生地とを組み合わせて制作しました。

残念ながら最終選考には進めませんでしたが、掲載・販売させていただいております。

作品詳細はこちら➡https://www.creema.jp/item/15271161/detail

企画特集ページ➡https://www.creema.jp/feature/1679?



月に流水螺鈿の金彩ガラス皿

2023年03月13日 | 日記

二鶴工芸です。
久しぶりの月に流水螺鈿金彩ガラス皿の制作。
大きく見えるかもしれませんが、直径約10cmの豆皿のサイズになります。
このひび割れたような箔の割り箔加工は亡くなった師匠が大事な作品に使っていたもの。

修行中は色々理不尽な怒られ方などしましたが、今となっては思い出に。
今でもたまに夢に出てこられます。
夢の中は優しい師匠です。

この加工は師匠との関係を繋ぎとめている、自分にとっては思い入れのある加工です。
月を用いるのはこのガラス皿を制作しはじめた10年くらい前からテーマにしているものです。
割り箔と月はこの事業当初からの加工です。





8年前同日の投稿

2023年03月12日 | 日記

二鶴工芸です。
8年前同日の投稿です。

以下です。


二鶴工芸です。

昨日3.11は日本人にとって忘れてはならない日でした。
もう4年も経ったわけです。
復興がなかなか進まないようです。

そして私にとって3・11はもう忘れそうですが就職した日です。
高校を卒業し、春休みを満喫する間も無く父親のつてで別の工房へ勉強するために7年間就職しました。
めちゃくちゃ緊張した印象しかありません。
夏に会社見学した時の師匠の対応といざ社員になった時の対応の差に二重人格かこの人はと思ったくらいでした
仕事・礼儀には厳しかったです
当時はですが。
就職した日、あれからまる27年経ちました。
あっ年齢が
あの時を考えると現在の自分の姿は想像できませんでした。
当たり前ですが、これからもそうでしょう。
ただここ数年、異分野の工芸職人と交流しているせいか今までとは違うものの見方とか感覚みたいなものがが変わりつつあります。
それは今後確実にプラスになるのではないかと思います。
何かと言われても言葉ではよう表現できないです




8年前同日の投稿

2023年03月11日 | 日記

二鶴工芸です。
8年前同日の投稿です。
懐かしいバッグです。
金彩+刺繍。
現在、バッグの制作はしておりません。

以下です。

二鶴工芸です。
過去のブログで記載してました獏と亀のその後ですが、画像のバッグに仕上がりました。
定番の型のバッグです。
バッグの後部は赤耳を活かした貼り付けポケットです。
銅リベットにオリジナルのピスネームを使っています。