瀝瀝(れきれき)散歩道

人の働き方をサポートする株式会社キャリア・ストラテジー代表、𠮷本惠子のブログです。

衝撃のキャリアチェンジ

2017-08-28 11:03:00 | 株式会社キャリア・ストラテジー



可愛いランチはいかがでしょうか?
マフィンのランチです。
週1回教える女子大の近くのカフェのおすすめ料理がマフィンです。
おしゃれですね、、。何歳になっても可愛いもの、美味しいものが好きです。
もうすぐ夏休みが終わり、この大学での授業が再開されます。
ランチがすごく楽しみです!(あ、もちろん授業もです!!)




さて、陸上自衛隊の総合火力演習を見学してきました。
衝撃でした。
映画の世界、アニメの世界を見たような感じでした。
でも実際には「島嶼部における攻撃への対応」を想定した演習もあり、緊迫する昨今の国際情勢を反映している、と思いました。



弾丸を発射する時の音、あれって轟音って、表現したらいいのでしょうか、、、
隣の小さな女の子が音に驚いて泣いていました。

一方で
自衛隊員のスピード感、確実で正確な動き、、、。見事でした。




上の写真、富士山の下に富士山が描かれているのがわかりますか?
戦車から発射された砲弾で描いたものです。
すごい技術力ですよね。

空挺部隊の自由降下はいつ見てもすごく正確です。
でも、本当は夜、暗いところでも降下し、それから50キロぐらいの装備を抱えて、何十キロも歩くと聞きました。



さて、この演習を見てから、私は少々無口になりました。

あまりにも衝撃が大きすぎたからです。

自衛隊の方は53歳から階級に合わせて定年退職をし、民間企業に再就職をします。
この定年退職の年齢を知っている人は、世間ではごくわずかです。
この事実を伝えると、ほとんどの人が「え、そんなに早いの?」と驚きます。

30年以上の自衛隊の経験で各隊員はたくさんの技術を身につけますが、
それは定年後、社会で必要とされている技術だと思うのです。

でもね、あまりにも社会は定年する自衛官のことを知らなすぎる、と感じました。
自衛官はある限られた分野にしか就職していないのです。

そしてもう一つ。
18歳から(ある人たちは15歳から)ずっと自衛隊で厳しい教育や演習で訓練してきた方たち。
総合火力演習にその日頃の成果が発揮されています。
自衛隊員の働く目的は「国防」です。国防のために生きてきたのです。

それが50代になってすぐに
定年退職したら民間に再就職し、生き生きと働いてください。
民間の働く目的は「利益」です、、、と全く反対の再就職後の教育を受ける、、、
ある意味、衝撃のキャリアチェンジを促されています。
それは社会の厳しい現実ではあるのですが、、、
もし私だったら、ちょっと戸惑うし、不安になります。

私は総合火力演習を見ながら、ずっと考えていました。

なぜなら、私は自衛隊の定年退職を控えた方たちのキャリア教育の先生をしているからです。

今後、どんな授業改善をしていくのか、
それが教員としての課題です、、、、。





コメント (4)
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