瀝瀝(れきれき)散歩道

瀝瀝というのは「水が音をたてる様子/風が音をたてて吹く様子」つまり、「ありのままの風景」ということでしょうか。

アフターコロナ〜スパイ大作戦型の働き方って?

2020-07-24 00:21:33 | 特別職国家公務員


3月末に大学の授業のオンラインが決まりました。
え〜っていう感じです!

もちろん理系でITなら任せて、という先生も大勢いますが、
「オンラインなんて、、やったことない」という年配の先生も結構多いのです。
概ね、「どうしよう〜、、、」という戸惑い、、、、

そんな先生たちの不安を象徴するかもしれません、
Facebookに「新型コロナ休講で、大学教員は何をすべきかについて知恵と情報を共有するグループ」
というグループができ、あっという間にメンバーが20,000人に膨れ上がりました。

私もめちゃくちゃ困った一人です。
しかし大学の前期授業はオンライン、と決まりましたから、もう、それで授業をするしかありません。
時代の流れとはいえ、結構大変ですね、今を生きるって!


コロナの第2波がやって来る(既にやってきた)ようです。
今後はどのような働き方になるでしょうか?
巷で言われているのは「ジョブ型雇用」になるだろう、、、ってことです。
「ジョブ型雇用?」
それって何?

まずは

ジョブ型雇用とは、従業員に対して職務内容を明確に定義し、労働時間ではなく成果で評価する雇用制度です。

これまでの雇用は
「メンバーシップ型雇用」、つまり、「人に対して仕事を割り当てる」、そんな雇用形態です。

日本に根付いている「新卒一括採用」「年功序列」といった言葉が「メンバーシップ型」には当てはまります。
新卒一括採用型は職種を限定せずに、職種や仕事内容をローテーションさせて気勢を見極め、
本人の希望等も取り入れつつ会社を長く支えていく人材を育てていく方針です。
「年齢が上がる度に昇給していく」「長く勤める程、退職金が多くもらえる」という手法をとることで、
終身雇用のように長く勤めてもらうことを前提としています。
メリットは多くあるものの、「専門職の人材が育ちにくい」といったデメリットもあるため、
IT化の進む現代にそぐわない部分があるともいえます。

ジョブ型雇用は「仕事に対して人を割り当てる」感じです。
社員の年齢や勤続年数は関係なく、その人自身の実力・スキル・成果が重要視されます。
メリットとしては、自分の能力を活かして経験やスキルで報酬を決めることができる、
仕事に必要な能力を持った人材を必要なタイミングで募集するため、
欠員が出た際に最適な人材を確保しやすいことです。
デメリットとしては、企業の方針転換や経済状況が変化した際に契約終了になる可能性が高く
自律的にスキルアップができなければキャリアアップが難しい、雇用形態です。
新卒者やキャリアチェンジした人は、その仕事の経験がほとんど無いため、雇われにくい、と考えられます。

例えば、高校の時間割を考えてみてください。
英語の授業では英語が(少なくとも学生より上手に)教えられる先生が担当します。
数学では数学、音楽では音楽の専門家が授業をします。
決して物理を体育の先生が教える、なんてことはありません。

同僚のM講師はジョブ型雇用を「スパイ大作戦雇用」と名付けました。
あるミッションを遂行するために、その専門のスタッフ(スパイ)が集められます。
このミッションならこの能力やスキルのあるスタッフを割り当てる、その能力のある人以外はダメ、という感じです。

withコロナ、アフターコロナではジョブ型雇用がが増えて来るのでは、という大方の予想で、
すでにこの雇用形態を取り入れている大企業、スタートアップの企業があります。

さて、ここで改めて問います。
「9時から5時まで」会社にいるだけでお給料をもらえる人は、今後ほとんどいなくなります。
成果主義、つまり働いた分だけ給料をもらう、それも専門的に働くことが求められる、
私たちはどうやって、今後働いていったら良いでしょうか?

頭を絞って、今後のキャリアプランを練らなくてはなりません。
大変だけれど、、、、この時代を生きていくために、もうちょっと頑張ってみましょう!





最新の画像もっと見る

コメントを投稿