あと数日で年越しですね。
ここのところ連日、忘年会続きで、美味しいものを食べています。
コレステロール、塩分、糖分、心配です。
この年始年末、体重をどうにかこのまま維持し、太らない、というのが私の目標です。
(現実的過ぎる!)
時々、授業でも話しているのですが、
私は1992年に産業カウンセラーという資格を取ってから(←これ、産業カウンセラーが国家資格だったときの第1期生です)
人の相談に乗り、人に寄り添い、人を支援する、というのが私の仕事の目的の一つでした。
以来、25年以上、私はお金と、時間と、努力を続けて、
心理相談員、認定心理士、パワハラセクハラ防止コンサルタント、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、と相談業務関連の
資格をずっと取り続けてきました。
30代の時にハマったのはエリック・バーンの「交流分析」です。
次がSGE(構成的グループエンカウンター)
私はここで教育カウンセラー初級、中級という民間資格を取りました。
SGEの授業への援用を考え、研究会に出たり、学会で発表したり、結構がんばりました。
この頃は、新しい知識を勉強することで、ワクワクでした!
実際に頑張ったことで、私は色々な大学で教えるチャンスをいただけました。
それも嬉しかったので、ますます「大いなる錯覚」、自分はカウンセラーが向いている、という考えにのめり込んで行きました。
精神保健福祉士が最も新しい資格です。
これは結構大変でした。50歳を過ぎて、1ヶ月の実習をしなければいけなかったからです。
私を指導してくれたスタッフは私の25歳も年が下でした。
一応、すったもんだしてこの資格を取りましたが、取得しただけです。
現実には何も活かせていませんし、貢献もできていません。
また、ある人気のある資格試験の試験委員を10年間したこともあります。
最初は、自分の実績が評価されて、この業界では有名な大学の先生と一緒に「ああだ、こうだ」と議論したりするのがとても誇らしかったのですが、
6年目ぐらいから、資格試験って、こんな感じでいいのだろうか、と考えるようになり、10年目にすっぱりと辞めてしまいました。
2、3年前、同僚のM先生から、青天の霹靂のご指摘をいただきました。
「もしかして、先生は相談には向いていないんじゃないの!?」
「えっ〜」
びっくり仰天ですよね。
年数だけで考えれば、25年のベテランですから。
冗談ぽい感じでのアドバイスでしたが、ストレートな指摘には、本当に驚きでしたし、やっぱりショックを受けました。
でも、考えてみると、確かにそうかもしれない、と思い当たることがありました。
私はおしゃべりなので、人の話を聞くのが結構辛いのです。
もう、めちゃくちゃアドバイスしたいのですが、「相談」はまず「聴く」ことから始まるのですから
ちょっとイライラしてしまいます。
長い間、中国で仕事をしていたので、
プロセスより「YesかNoか」「できるかできないか」「成功か失敗か」「勝ちか負けか」みたいな
2極に重きを置いていました。
相談とは全く合わないですよね〜。
私が25年以上、努力してやってきたことは、「錯覚」だったのかもしれません。
「自己理解」しよう!
「仕事理解しよう」なんて、人に勧めてきて、自分は還暦を前にやっとそのことに気がついたわけですから
現実を突きつけらました。
再就職を目の前にして、「この仕事は自分に向いている」
「絶対これがいい、今までもやってきたし」と思っている方もいらっしゃると思いますが、
もう一度、自分自身の興味や適正を確認してくださいね。
本当にそれって「錯覚」ではありませんか、って、ね。
そうじゃないと、仕事をしていて、ちょっと苦労するかもしれません。
今は「カウンセラー」という領域から解放されて、私はすごく伸び伸びと仕事をしています。
15年ぐらい早くこのことに気がついていたら、もっともっと色々なことができたかもしれませんよね。
年末って、ものを整理したりするので、こんなことも思い出してしまいました。
それではみなさま、良いお年を!
https://careersg-oneonone.jp
お疲れ様です。
叱咤激励!
私達は、感謝しております。
今年は、大変ありがとうございました。
来年も、ご指導、宜しくお願い申し上げます。
SHIN
来年も、お互い、仕事に生活に、生きることに頑張りましょう。いつも励ましてくださり、ありがとう。
良いお年をお迎えください。
錯覚、そうですね。過去の振り返りと未知の世界に飛び込む勇気が必要と思います。そして、先生から背中を押して頂いた事により今の私があります。
錯覚、そうですね。過去の振り返りと未知の世界に飛び込む勇気が必要と思います。そして、先生から背中を押して頂いた事により今の私があると確信しております。