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めざせ百名画

旅行も山もどうもご無沙汰なので、現実的な映画鑑賞をテーマにしてみました(いい加減)

43(オデッセイ)

2016-03-05 06:34:06 | 日記
2/27(土)

今年から日本にもプロラグビーチームが出来て、世界リーグ戦に参戦してます。

この日が初戦で、こないだサクラセブンス(元気でやってるかしら?)を観に行った秩父宮でやるので、手帳にメモってました。

昨日、ふとホームページをみてみたら…エエッ!売り切れ?(泣)

そんな人気だったんですか?男子ラグビー、恐るべし。

さて、いよいよ昨年読んだ本No.1の「火星の人」の登場です。

TOHO系は会員になっていないので、なるべく回避したいのですが、仕方ありません。

近くではここしかやってないので、有楽町からゴジラの先まで歩きます。

宝塚劇場の前で親衛隊みたいな集団がきれいに列を作って待ち構えてます?

誰かの入り待ちのようですが、これ系のファンの異様さは、東京国際フォーラムの関係者入り口で散々見てきたので慣れてますが。





本の映画化はろくな物に仕上がらないという見本です。

上下巻の内容を2時間に纏めるためには、信じられないくらいの大鉈をふるわなければならない事情は判りますので期待するのが酷です

(してたけど…)

外は死の世界、という臨場感が全くありません。

地球から火星に来るのに1年近く掛かってまして、地上で作業してますが、砂嵐が接近してるので地球に戻ろう?

それくらいの事を耐えられない装備なの?

マットデイモンが突風で飛ばされて、視界が無い中行方不明に。

センサーの範囲外になって生存率ゼロと判断して、皆は地球に戻ります。

翌朝、警報がビービー鳴ってマットが目を覚まします。

ヘルメットにひびが入って、酸素が漏れてます。

はい?

よく今まで死ななかったね?

ガムテープ(みたいの)を貼って修理してます。

通信手段はありません。

次に火星に来る便は?…何年も後です。

とりあえず機械が動いてる限り空気と水は大丈夫です(ま、そうでないと話にならない)

問題は何でしょうか?…

食料です。

宇宙の話で食べ物!っていうのがこの話の肝なんです。

食糧問題に目途が付いた後、色々遠出するのですが、これも映画だけ観てるとその辺にドライブに行ってくらぁってなニュアンスですが、

本では全てが命がけだったのに、全く伝わってきません。

昔の火星計画の遺物だった宇宙船(よくあんな嵐が吹く中残ってるもんだ)まで辿り着いて、その通信機器を使って地球と交信出来る様に。

死んだと思ってた隊員が生きてた!ってのが劇的な盛り上がりのはずなんですが…どうもいけませんねぇ。

ほぼマットの視点で描かれていて、地球にいる人達の事が上っ面なのでそうなってしまうのですね。

本ならそこんとこもじっくりと書けるので、号泣!となるんですけどねぇ。

突然シェルターが爆発して、一瞬にして農場?が凍ってしまい畑は全滅!(平均気温がマイナスですから。全く伝わってこないけど)

何がどうなったのか説明する時間もないんでしょうが、スルーです(泣)

ここに居座ってもジリ貧なので、シェルターを捨てて長旅に出るのですが、途中で大嵐に遭う事はスルー。

ラストも無いなぁ。

「Day 1」とクレジットが出て、どこかの大学?で講義するのですが、帰ってきていきなりそんな事したの?

映画をきっかけに本を読む、という流れの方が理想的です。

先に本を読んじゃったら、期待して映画を観ちゃいかんと。

「透明人間の告白」っていう例も思い出しました(出来た映画はB級)