Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

ナミビア大学水産学科長が訪問されました

2010-03-15 | 話題
 ナミビア大学の水産学科学科長が訪問された。
 
 ナミビアと言えば,ナミビア砂漠を思い出す方は多いかもしれない。
砂漠の国であるが,西側を海に面した国でもある。この国は,以前ドイツの植民地であった。20年程前に独立をした新しい国でもある。今もドイツの支援を受けているという。

 現ナミビア大統領は,元ナミビア大学総長であり,新しい国家戦略として,これからのナミビアは水産に力を入れる。と宣言し,水産学科を作ったという。

 この国は,肉食が中心の国であり,魚介類はほとんど食べない。国民の大半は内陸の方で生活をしている。特に大きな川や湖はない。魚食文化というものはない。もちろん,マイナー・サブシステンシーとしての水産も存在していない。

 近い将来,世界人口が100億人に膨れ上がると言われており,世界的に水産に眼が向いてきている現れの一つなのだろうか。

 ナミビアではこれから,新しく魚食の習慣を作っていくのだという。
「経済発展を遂げつつ,伝統文化をたくさん持つ日本文化を羨ましく思っている。」と話していた。

 国内にいるとわからないが,海外から見ると日本は敗戦後,急激な経済発展を遂げつつも歴史と伝統文化を保ち続けているのは,他の国からみると羨ましい存在なのだ。

 私たちはもっとそのことをよく理解しなくてはいけない。