基調講演2「まちづくりは新たな視点で」増田寛也 野村総研顧問・前岩手県知事
地域地域で町づくりを考える必要がある。
全国歩いて感じたことは,たとえ成功していても,町づくりは何処も失敗している。失敗が成功のもとになっている。町づくりを行う場合,人口減少にどう対応するか。2090年でないと人口減少を食い止めることはできない。早ければ早いほどいい。少子高齢化について,少子に目が向いていない。結果的に子どもを産む世代にケアがない。母親が20,30代で生まれているがその機関のケアがない。団塊世代ジュニア。20,30代の女性の数が減っているので出生率が上がっただけでは増えない。終章率を4,5に挙げないと維持できない。人口減は急激に出てくる。3つのタイプ。東京は維持されている。個売れ者が横ばい,若い人が減る,が2つ。岩手県は高齢者が減り,若者が減る.という3つのタイプ。
人口問題研究所では,2010-20140にかけて,20-30代が5割以上減少する市町村は維持が難しい。しばらくすると人口が完全になくなる自治体が全国で373ある.人口が一万人未満は直ぐ時期に数千人-数百人になる。243の自治体は消滅の可能性があるといっている。私はもっと深刻だと思う。理由は,東京に人口移動が止められないからである。東京の人口の減りは収束するという人口問題研究所の予想であったが,2000年以降人口が再び東京に集まっている。これが止まるかどうか,地方の若者の仕事は全国的に医療と福祉だけである。その担い手が高齢者が加われば,これから減っていく。担い手を必要とする度合いが減っていく。東京のほうが高齢化問題は厳しい,理由は施設をつくることが難しいからである。東京の高齢者が住むことが一番難しい。医療はいいが,老人の介護は難しい。地方も高齢化,31%2010-2013年には35%が高齢化となるである。2050は50%である。その体制が維持できていれば対応できるはずである。多くの地域で病床を増やすことをしなくても今の体制が維持できればできるはずである。一方で東京での若い人たちの移動を食い止めないと行けないと思う。いくら何をして,地域生まれなくなる。今まででの日本の特徴は東京の人口の比重高まっているのは他国都市にはない。大企業も地方都市でやっている。何でか知らないが,東京に集まっている。世界的に日本にしても中途半端な基準の会社は東京に集まっている。若い女性が暮らしていけるような環境を。20,30代の女性が暮らしていけるようにする。即効性があるようなものはない。0.5をきると生きていくために厳しい状況になる。門前と考えるのではなく,人口移動を苦止めることが必要。そこができなかった。東京の機能を散らす,多極分散は失敗。仙台でくいとめる。人口移動を食い止める方法がいい。地域全体と身近なところに皆さんが暮らしていけるようにする。これが自立である。経済を立て直していくことが基本理念である。2040の人口予測について,確実なデータが出てきた.有効に活用して不都合な真実を直視していく必要がある。20世紀の価値観は大規模,集中,効率性,であった。今世紀の価値は変わってきていると思う。理由はあまりにも破壊をし尽くした自然環境。ベトナム戦争の枯れ葉作戦。営々とマングローブを植えていく。経済大国を道を歩むことは自然を破壊すること,自然を破棄することがどれだけの社会的個巣をはかっていくべきかということがはっきりと解っている。したがって,これまでは・・であったが,地峡な地球資源を浪費するのではなくいかに持続可能な社会にすべきなのか,利益を偏重する,貨幣に換算するという見方で効率性を重視してきたが,21世紀はそれを脱却して,もとの本来の価値を見出すことである。
人口が減る中で,冷静に受け止めながら,どのように町づくりをしていくか。今回の震災ではまず真っ先に公助が出てきた。市町村ものがあった。公助を真っ先に働きを持たせる。しかし,未だ曲がりなりにも公助が働いている。公助が働いて,自助があって,共助があって,自ら気づいて行動する,みんなで教育。共に学ぶ。学び合うという謙虚な気持ちで町づくりの活力が出て行くと思う。
地域資源は人材と書いたが,結局 人と資源である。昔からの歴史,伝統文化,虎舞も伝統,目に見えるもの,目に見えないもの。それらを地元学として学ぶべきである。
外部人材をいかすこと。地域の人たちが決めていくことが必要である。地域力向上の向上が大事である。
行政や有力な人たちがどうやってやる気を大きくしていくことが大事である。高齢化は望ましいことである。
どうゆう社会を残していくか,がすごく大変である。
必ず宝になるものがある。
民主的な手続きで決めていく。全員参加であるが,唯一反省されていない声がある。それは,子どもたちの声を地域が民主的手法にどう繁栄させるか。聞こえない声を姿を思い描いて町づくりをしていくことが必要である。ここが難しいところで阿あるが,これがないといい町づくりはできないのである。
(速記ですので,誤字脱字失礼します。)