All Mod Cons

The Style of Paul Weller is Here! Keep Cool and Stay Hip!!

Ronnie Lane's Slim Chance "One for the road"

2010-09-18 | Small Faces
ワン・フォー・ザ・ロード

Ronnie's Slim Chance の三枚目、そして(個人的には)最もロニーが素のままを出し切ったアルバムだと思う。かのパッシング・ショウでやりたいことをやった反面お金で苦労する羽目になりながらも、むしろそんな人生が自分なのさ、みたなのりです。タイトル曲はまさにそんな歌で、友達、夢、自分のやり方、酒なんてのを朗々と歌い上げています。ジャケットには彼の夢の象徴LMS(ロニー・レインズ・モービル・ユニット)をバックに、元バリバリのmodとは思えないピンクの農作業服を着た彼の迷いのない表情が見て取れます。これが結果的にはslim chance名義ではラストアルバムになるのですが、個人的にはこれが一番好きなアルバムです。

One for the Road

別れに乾杯
俺を家までに導いてくれる
あの道の猫目石と
白線のために乾杯

(訳:若月眞人、狩野ハイディ)



Small Faces "Playmates"

2009-03-14 | Small Faces
Playmates

図らずしもロニーの偉大さを示してしまったSFリユニオン作品。それなりに曲も悪くないのだが、大きな何かが足りない、そう、ロニーがいないのだ。ロニーの持つ、あのアーシーさ、モダーンさがないためSFの持つ独特の感覚がないのです。とはいうものの方の力がいい具合に抜けたスティーブの演奏はなかなかです。ハンブルパイでのハードな緊張感とは対極です。


The Autumn Stone

2009-01-24 | Small Faces
The Autumn Stone

マリオットの脱退で終焉を迎えたSFのデッカ、イミディエイトとレーベルを超えた未発表曲(ライブ、カバーも)を含むコンピレーションですが、アルバムタイトルでもある名曲「The Autumn Stone」が紹介されたアルバム故に意義深い。ともかくこの曲はすべてを終えてやりきったマリオットの枯れた声がとてもこころに響くバラードで、その後の彼の不慮の死をあらわしているかのようで、SFの終わりにふさわしい曲です。ライブ版のスローでハードな「all or nothing」やティム・ハーディンの名曲「if i were a carpenter」とかも収録で企画ものとしては感涙させられる一品です。


The Small Faces "From The Begining"

2008-12-23 | Small Faces
From the Beginning

セカンドだけどメンバーが認めていない会社都合で出した一枚ですが、魅力満載です。特にカバーにモッズ魂満載、ドン・コヴェイ、ミラクルズ、マーヴィン・ゲイ、そして何故かデル・シャノン(でも結構いいです。昔バンドでこれをカバーしました。)などさすがSFならではの選曲、そして演奏です。これでアイドル?だったのが信じられないです。何だかんだ言って一家に一枚系です。


と思ったらこのブログで2回目のレビューだった。汗

Ronnie Lane "The Passing Show"

2008-01-12 | Small Faces
ロニー

1990年に幸いにも日本での彼のコンサートを川崎チッタで見れたことは私の宝です。車椅子ながらとても力強く歌いきった彼の姿に涙しましたものです。ロニーは慈愛の人ですね。どんどんショービジネス化、マーケティング化していく音楽シーンのなか、とてもホットするDVDです。「人生は短編映画」という彼の言葉がとても印象的です。そうありたいものです。

Ronnie Lane "See Me"

2006-09-02 | Small Faces
See Me

商業主義を否定し続け、自分の納得する上質な音楽をかたくなまでに模索し続けたロニーのラスト・アルバム。そこにはピュアな彼の精神が表現された祝玉の音楽が!クラプトンとの共作「バルセロナ」からは一緒に演じるクラプトンの喜びが伝わってきます。

Steive Marriott

2005-12-06 | Small Faces
dingswall

ロンドンのカムデンタウンにあるライブハウス”Dingswall"での84年のライブです。一発目の"What'cha Gonna Do about It"からぶっとび、"All Shook Up""All or Nothing"で、瀕死状態、最後に"Walking the dog"で永眠状態、いやー、本当は渋谷パルコでこのライブを見れるはずだったのに!本当に見たかったライブの最右翼です!トリオでこの迫力、表現力は本当にすごいです。

Small Faces "From the Beginning"

2005-11-29 | Small Faces
From The Bignning

Decca時代セカンドアルバム、と言うかコンピですね。SFはDeccaのポップ路線(&不当搾取)が嫌でImmediateに移ったわけですが、結構Decca時代の黒いPOP路線も大好きです。Runawayはさておき、「My Mind's Eye」「Hey Girl」「All or Nothing」そして絶品ミラクルズ「You've really got a honld on me」 などなど名曲ぞろいです。一家に一枚アルバムのひとつです。

small faces "the bbc sessions"

2005-11-13 | Small Faces
the bbc sessions

SFが最強のライブバンドだったことを証明する65-66年のBBCのライブ版です。「Watcha gonna do about it」を始め、Decca時代の名曲を中心にガンガン演ってます。That's the Mod World!! しかし、こんなんをクラブで見れたら本当にやばいですね。前にも書いたけど、見れるものなら見たいライブはこの時期のSFです、やっぱり。

Small Faces "Ogden's Nut Gone Flake"

2005-11-02 | Small Faces
Ogdens Nut Gone Flake

偉大なるMods バンド "The Small Faces"のラスト・オリジナル・アルバム!他のコンセプト・アルバムを寄せ付けない(サージェント・ペッパーズですら)最強ロックコンセプト・アルバムだと思います。スティーブのソウルフルなシャウト全開の"Aftergrow"や"Rollin'Over"、ロニーの真骨頂なトラッドフォークなロック"Lazy Sunday"、マックのうなるオルガン!!ポール師匠の理想がここに!

Steve Mrriott "Live"

2005-09-07 | Small Faces
Live

いやー、パワフル&ソウルフルな、当時のフォーマット、パケットオブスリー、85年のライブです。すっかり髪が後退し、服もMods とは程遠いオーバーオールのジーンズなのだけど、彼の生き方がにじみ出てる演奏です。これこそがMods! 「All Or Nothing」はこっちのほうがよりソウルフルでいいですね。しかし、本当はクアトロの来日公演で見れるはずだったのに!!! 残念ながら彼はこの6年後に亡くなってます。


Lane & Marriott "Magic Mijits"

2005-07-17 | Small Faces
The Legendary Majic Mijits
81年、ロニーが多発性脳脊髄硬化症にかかった時期に製作されたロニー"プロンク"レインとスティーブ・マリオットのデュオ・アルバム。共作なく、アルバムとしての一体感も希薄ですが、二人が楽しんでやっている様子が伝わってきます。小粒ながら彼らの人柄?が伝わる慈愛に満ちた曲が満載です。私自身は最近手に入れたのですが、製作当時はロニーの病気でツアーできないという理由から発売されずにいたとのことです。91年にはスティーブが、97年にはロニーがこの世を去ってしまい、最後の両名のクレジット作品になってしまいました。

Ronnie Lane "Lonnie Lane's Slim Chance"

2005-06-05 | Small Faces
Slim Chance
6月4日はロニー・レインの命日でした。(こば爺さんからいただいたコメントで気がつきました。こば爺さん、ありがとう!こば爺の部屋)small faces時代の曲でImmediateでの1stアルバム「Small Faces」の2曲目「Something I Want To Tell You」 が大好きで、フォーキーでトラッドでダウントゥーアースなロニーの曲はsmall facesを他のロックグループとは一線を画す存在たる所以だったと思います。そのロニーがFacesを経て発表したソロは、その路線をさらに極め、ついには「ザ・メディシン・ショウ」と呼ばれる、ツアーバスで移動遊園地のごとく、各地を転々と演奏して回るというスタイルで、彼のやりたいことを実現してしまいます。もちろん、商業的には成功するはずもありませんでしたが、まさにMods!です。
このアルバムには彼の音楽に対する深い慈愛であふれています。私は、90年川崎チッタに盟友のイアン"マック"マクレガンと来たときに、その場所にいたことを感謝しています。97年、多発性脳脊髄硬化症という難病で亡くなります。ロニーはその人柄からみんなに愛されていたようで、2004年に開かれたメモリアルコンサートには、ポール師匠をはじめ、ロン・ウッド、ピート・タウンゼントなどが駆けつけています。
Ronnie Lane's Memorial 2004

Small Faces

2005-01-25 | Small Faces
スモール・フェイセス
今日は自分の誕生日なので、最もリスペクトするバンド「Small Faces」の66年デビューアルバムをアップします。一曲目の「Shake」で産声にしては強力な声を上げたリアル・モッズ バンド。強力なリフとうなるオルガン、ブルーアイドソウルの雄たけび、そう、このバンドがたとえこれ一枚でも間違いなく、その音楽史に名をとどめたであろう名アルバムです。その後、サイケ色が強くなり、解散にいたるが、ポール師匠をはじめとするフォローワーが多くでた。もし、見れるとしたらこのころの彼らのライブが何より一番見たいです!