グリーヴァス・エンジェル
パンクな人生を遂げたGramの美しすぎる白鳥の歌!オーバードーズで旅先のヨシュア・ツリーのモーテルでこの世を去ったのが、わずか26歳。その年に作られ、翌年発表されたこのアルバムは優しさに満ち溢れている。ハンサムでお金持ちで才能に満ち溢れていた彼は、実は、父母がそれぞれ自殺し、大変な精神的苦痛を持っていたのであろう。このアルバムに収録の「Love Hurts」「Hearts on Fire」はロッカバラード史上最高の名曲だ!彼がいなければカントリーロックという、ある意味パンクなカテゴリーは生まれなかったのだ。ヌーディ・スーツをこんなにクールに着こなすやつなんて二度とでてこない。
Jackson Browne
ファースト・アルバムは荒削りながら、これから世の中に出て行くというエネルギーがみなぎっていて聞き返すことが多い。このJacksonはその最たるもので、もしかしたら彼のアルバムの中で一番聞いているかもしれない。Rock me on the water は彼のキャリアにおいても重要な曲で、先ごろの来日コンサートでも演じていた。Song for Adam は今でも完璧に弾き語れる(はず)。Looking into youを聴くと今でも目頭が熱くなる。俺にとってとても大切な宝物、かつ棺桶アルバム。
JAZZ JERSEY
フリッパーズを解散した小山田圭吾が自身が設立したtrattorìaレーベル傘下のMo' Musicで出した1992年の大傑作コンピ!彼自身もMo' Music名義で「Into something 」を演ってる。これが無茶苦茶クールで俺のオールタイムインスト心のベスト10に入るくらい気に入ってる。UnoのCMでも使われてた。あと地味だけどミック・タルボットとスティーブ・ホワイトのインストとか、沖野さんとか、サロン・ミュージックとか日英アシッドジャズの良エッセンス満載の絶品アルバムなのだ!