All Mod Cons
言うまでもなくこのブログのタイトルはここから拝借。ポールとの出会いは社会人になってから、それまでModsのモの字も知らなかった俺に、Mikioが「My Ever Chaging Moods」を教えてくれたのがきっかけ。それまでは中学時代はクラッシクとS&G、高校時代はアメリカントップ40野郎で、佐賀の田舎で(佐賀のみんな、ごめん!)で平山と毎週のビルボードやキャッシュボックスのチャートを追っかけていた。Andy Gibbのデビューシングル「Shadow Dancing」とか予約して買ったくらい(笑)そこからJackson Browne、Eaglesなどのウェストコーストロックを大学時代に日置と聞き込んでいた。
My Ever Changing Moodsからは一変し、ポールとポールがクールだという音楽をどんどん掘り下げていき、JazzやSoulにもはまりだした。The Style Council の名盤「Our Favourite Shop」のジャケに出てくるアルバムや映画、小説を集めたり。80年中盤には新宿Jamにも行き、March of the ModsというMods Partyにも何回か参加、ベスパも買ったり、Mikioと「Start」「Malice」なるThe Jamのコピーバンドもやったりした。88年くらいにはロンドン二週間旅行で、昼はレコード探し、夜は100 ClubやHalfmonn Putneyとか憧れのライブハウスにも行きまくった。
そんな時代からの俺にとってのバイブルは「All Mod Cons」 My Favourite Jam Songである「Down In The Tube Station at Midnight」収録の名盤である。労働者階級出身のポールが、アラン・シリトー の小説ばりに描写した、わずか5分弱の曲、この曲、このアルバム以降、彼の書く曲の詩の深みが更に増していく。彼との付き合いはその後も今に至るまで続き、結局すべてのアルバムを所有しているのはポールとビートルズ、S&Gくらいだ。(JohnはSometime in NYとTwo Virginesは持ってないとかDylanはまだ70%くらいとか)ライブもロンドンで二回、日本ではStyle council 時代から来日ライブは基本行ってるし、川崎チッタでのPaul Weller Movementは涙した覚えも。
ポールは1958年生まれだから俺の3歳年上、彼のように一本筋(Mods)の通った、前向き(新作バンバン)なDo the right thing的な生き方をこれからもしていこう。Keep Cool、Stay Hip!
*My 55 LPsは2016年1月に55歳を迎えるにあたってのこころのベスト55です。