明日なき暴走
「僕はロックン・ロールの未来を見た。その名はブルース・スプリングスティーンと言う。」ロック評論家ジョン・ランドーのあまりにも有名な一言。私自身がボスを最初に聞いたのは佐賀の高校二年生の時、例によってビルボードかキャッシュボックスのランキングで「闇に吠える街」のシングル「Badlands」がチャートイン、あまりの衝撃に高柳楽器店にアルバムを買いに行ったのが最初。そしてどんどん遡っていったわけですが、「Born To Run」はやっぱピカイチだった。それは彼との長い付き合いの中でも変わらない。「涙のサンダーロード」「明日なき暴走」(しかし、ある意味すごい邦題!結構好き)は今でも歌詞をほぼ諳んじて歌えるくらいよく聞いた。
自身がこのアルバムを表して「ボブ・ディランのような詩を書き、フィル・スペクターのようなサウンドを作り、デュアン・エディのようなギターを弾き、そして何よりもロイ・オービソンのように歌おうとしたんだ。」
Roy Orbison singing for the lonly, hey that's me and I want you only
Don’t turn me home again, I just can’t face myself alone again
*My 55 LPsは2016年1月に55歳を迎えるにあたってのこころのベスト55です。