All Mod Cons

The Style of Paul Weller is Here! Keep Cool and Stay Hip!!

Fuego by Donald Byrd

2017-12-10 | Jazz/Funk

Fuego

このアルバムを聴くとどんなに落ち込んでいても高揚感が湧いてきてポジティブになる。ファンキージャズの代表的なアルバムだけども、どこか品があり、バップな曲とファンキーな曲が入り乱れた「炎」(Fuegoスペイン語)は、やはり夏に聴くのがふさわしいが、今日は日曜日で、ややサザエさん症候群的なのでこれを聴いて盛り上げていってる感じです。笑 B面3曲目「Amen」はずっと昔クラブで聴いてぶっ飛んだ覚えが!

Into somethin' by Larry Young

2017-11-25 | Jazz/Funk

Into somethin'
最もクールなジャケットを一枚選べと言われれば、これからスタカンのカフェ・ブリュだな!無論、クールなジャケは、間違いなくクールな演奏であるので、ラリーの演奏は他のオルガニストと比べても、そのモダンさ、クールさにおいて一二を争う演奏だ。師匠であるグリーンの演奏も控えめではあるが決めるべき時に決め決めなフレーズをぶっこんでいる。オルガンとのユニゾン的なリフも超クール。そういえば小山田圭吾のInto Somethin'もクールの極みだ!(しかし、こんな短文なのに5回もクールつかってる 汗)



Empyrean Isles by Herbie Hancock

2017-11-25 | Jazz/Funk

Empyrean Isles
ご存知大ヒットしたUS3のカンタループ・アイランドが入っているアルバム。俺もそっから入ったのだけど、原曲聴いてぶっ飛び!クール過ぎるぜ!クールのお手本だぜ!情念を押し殺したように繰り返すピアノのリフに乗っかるフレディのシャープなコルネット、控えめなリズムセクション、そして満を持してのハービーのピアノソロ! 最初はこのカンタループ目当てで買ったアルバムだけど、他の曲、疾走感溢れるOne Finger Snap、ここちよい4ビートOliloqui Valley、フリー感満載のThe Eggなどバラエティに富んだ楽曲、演奏であるが全編を通して64年のJazzの輝きを感じる。例によってこのアルバムにはこのジャケ的な流石なブルーノート。

Sonny Criss plays Cole Porter by Sonny Criss

2017-10-09 | Jazz/Funk

Sonny Criss Plays Cole Porter

師匠のチャーリー・パーカーに負けじとばかりのコール・ポーター縛りの一枚。彼の最初のピークとなるインペリアル・レコード期での録音で、朗々とポーターの名曲を吹きまくっている。個人的には少し陰のはいったプレステージに残した「The Beat Goes On!」の方が好きなのではあるが、思い出したように聞くこのアルバムは爽快で、聞く方の気分を秋晴れにしてくれる。彼は残念なことに、わずか50歳で自殺で自身の人生を終えるのだが、そんな未来を微塵も感じさせない演奏に、やや感傷的にもなる。

good gracious by Lou Donaldson

2017-10-09 | Jazz/Funk

good gracious

オルガンのジョン・パットン、ギターのグラント・グリーンとファンキー仲間との演奏は、とても自然体に聞こえる。Jazzだ、R&Bだ、そんなのカンケーない、というメッセージだな、これは。Lou のアルバムをアナログで集めているがいわゆるコレクターではなく、Louを楽しむにはアナログがいい!という結果になった。アリゲーター・ブガルーもいいけど、Blue Walkもいいし、これもいい。Lou Donaldosonというジャンルなのだ、俺にとっては。


Getz Au Go Go by Stan Getz Quartet featuring Astrud Gilberto

2017-10-07 | Jazz/Funk

Getz Au Go Go

中秋の名月の頃になるとゲッツのボサノバが聴きたくなる。この64年のライブが最高にクールなのである。ライブ音質とは思えないクリアーな音質がそのクールさを更に印象付けている。出だしの会話、カウントからのアストラッドの声で始まり、一気に64年のライブ会場で聞いている感じにさせられる。ゲーリー・バートン、チャック・イスラエル、ケニー・バレルという豪華な布陣をバックに、ゲッツらしい感情を押し殺した淡々としたソロはいつ聞いても痺れてしまう。アストラッドのヘタウマな唄が更にこのアルバムのクールさに彩りを与えている。スコッチのロックが合います。

The Beat Goes On! by Sonny Criss

2017-10-01 | Jazz/Funk

The Beat Goes On!

ワンホームでぐいぐい行くソニーの演奏が大好きで数枚持ってるけど、その中でもとりわけクールな一枚。ソニー&シェールのヒット曲「The Beat Goes On!」は、前のめりなリズム隊にあえて乗っからずに「ため」のある演奏がやたらクール。こういう単調なリフの繰り返しをベースにガンガンブロウするスタイルが好きなんだよなー。チャーリー・パーカーの伝承者ともいわれた彼のアルバムは、もしかしたらバードが生きてたらこんなのやるのでは?的に思える。彼はいくつかのブーム期を経ながら病苦でわずか50歳で自ら命を断つ(1977年)。ライブで聞きたかったアーティストの一人だ。


過去取り上げたアルバム
「Go Man」


Free and Lovely by Kunio Ohta Quartet +1

2017-10-01 | Jazz/Funk

Free and Lovely

先日新宿のDiskUnionでの再会したアルバム。およそ40年ほど前に、父親の取引先のご子息(SAXの高野氏)がレコードを出したということで協力販売的に購入して持って帰ってきた。当時は高校一年生でJAZZは聞いておらずWest Coast RockやSimon&Garfunkelばかりを聞いていたところに正統的な4ビート、当然聞くまでもなくレコード棚に埋もれていた。が、その後大学に入りJAZZ好きな友人がうちに来てこれをかけて「いいじゃん!」の一言で聞き出した。でもCD化の流れでその他のアルバムと一緒に中古レコード屋に売りに出していた。そして30年ぶりの再会!思わず旋律が頭の中を巡り、秒速で販売カウンターで購入していた。俺にとってのJAZZの原体験アルバム、30年の時を経て再び我が手元に戻って来てくれた宝物は、正統的なクールなフォービートです。ここ数ヶ月ヘビーローテーション中です。

Bill Evans "Consecration"

2010-10-10 | Jazz/Funk
Consecration Volume 1 
彼の死のほぼ1週間前のKeystone cornerでのライブ。白鳥の歌というにはあまりにも美しく、そしてパワフルなインタープレイの数々。このライブを見た人は彼の死を信じることができなかったでしょう。それ位彼の肉体状況とその演奏とは大きな隔たりがあった。you and the night and the musicの力強さは、聞くものに希望を与えてくれます。そしてmy prince will comeの美しさは死の美しささえ感じさせます。このライブをとってくれていた関係者にすべてJazzファンは感謝すべし。

Bill Evans w/Jeremy Steig

2010-08-02 | Jazz/Funk
ホワッツ・ニュー


フルートはファンクな楽器です。ブラックシネマに欠かせない!で、ストレート・ノー・チェーサー!すごいクールなグルーブです。ジェレミーの情念的なフルートが知的なエバンズのバックで唸っている。結構エバンズもこいうのって好きなんだよな。選曲もべたな名曲をやりまくってますが、無茶苦茶グルーブしていて、くそ暑い夏にサイコーにマッチしてます。

MOJO

2010-06-13 | Jazz/Funk
MOJO
ビクターのサンプラー的な、44曲入りの、実に楽しいアルバムです。最近風呂入りながらこればっかり聞いてます。プレスティッジ、コンテンポラリー、リバーサイド、パブロなどを有するビクターならではの超豪華ランナップをDJつなぎのラジオ風につなげたのがいいっす。クールなバスタイム(?)にばっちり。やっぱロリンズのセントトーマスはいいなー。これがスターターだからのっけから前のり。


Bill Evans \

2010-05-08 | Jazz/Funk
At Shelly's Manne-Hole

スタンダードを中心にのびのびと演奏するエバンズが堪能できる一枚。Jazzプレイヤーがこぞって取り上げる名曲「all the things you're」が最高です。どうも彼の演奏はこちらも緊張感が高く、あまりBGM的に聞けないのですがこの一枚は気軽の入ったライブハウスののりで聞けるのでわりと聞く頻度高めです。イスラエルのベースは軽やかで、インタープレイということではないですが、いい突込みいれてると思います。それがこのグルーブ作ってる要因のひとつとも思えます。

Red Garland "Groovy"

2010-04-25 | Jazz/Funk
グルーヴィー

groovy[形](-i・er, -i・est)2 ((俗))いかす, かっこいい, いい線いっている, きまってる;すばらしい.(gooより)な一枚。ガーランドの軽く、いなせなピアノももちろんだけど、チェンバースのべースがいいんだよなー。大好きなファンキーなのりとは違うんだけど、カクテル的なこんなモダンなのりは素敵です。ピアノんお上で手が踊ってる!!感じ。

Bill Evans Easy to Love

2010-04-07 | Jazz/Funk
ビル・エヴァンス・ソロ~イージー・トゥ・ラヴ

盟友ラファエロの死から10ヶ月後のソロ演奏4曲がはいっており、かなり内省的で、落ち込んでるときに聞くとやばいアルバムです。Danny Boyは、圧巻で、ひときわ涙を誘います。ジャケットはEvansの中でも最高です。友人の死が受け入れられない、という感じにボーゼントしてますね。

Chet Baker Let's Get Lost

2010-04-04 | Jazz/Funk
Let'S Get Lost

88年5月13日、アムステルダムのアパートの窓からの転落死という、破天荒で破滅的な人生にふさわしいフィナーレだった彼の死。その後公開された彼のドキュメンタリー映画のタイトルにもなっている(?)アルバム。久しぶりに聞いてます。少しひんやりした日曜日の朝にぴっかり(?)です。Every Time We Say Goodbyeやコステロのalmost blueなどチェトならではの憂いのボーカルがさえています。言葉悪いですが、死臭のする、ひんやりとした、でも希望が少し見える、悲しいアルバムです。(なんじゃそれ)