All Mod Cons

The Style of Paul Weller is Here! Keep Cool and Stay Hip!!

All Mod Cons : My 55 LPs -55/55

2016-01-25 | 55 LPs

All Mod Cons
言うまでもなくこのブログのタイトルはここから拝借。ポールとの出会いは社会人になってから、それまでModsのモの字も知らなかった俺に、Mikioが「My Ever Chaging Moods」を教えてくれたのがきっかけ。それまでは中学時代はクラッシクとS&G、高校時代はアメリカントップ40野郎で、佐賀の田舎で(佐賀のみんな、ごめん!)で平山と毎週のビルボードやキャッシュボックスのチャートを追っかけていた。Andy Gibbのデビューシングル「Shadow Dancing」とか予約して買ったくらい(笑)そこからJackson Browne、Eaglesなどのウェストコーストロックを大学時代に日置と聞き込んでいた。
My Ever Changing Moodsからは一変し、ポールとポールがクールだという音楽をどんどん掘り下げていき、JazzやSoulにもはまりだした。The Style Council の名盤「Our Favourite Shop」のジャケに出てくるアルバムや映画、小説を集めたり。80年中盤には新宿Jamにも行き、March of the ModsというMods Partyにも何回か参加、ベスパも買ったり、Mikioと「Start」「Malice」なるThe Jamのコピーバンドもやったりした。88年くらいにはロンドン二週間旅行で、昼はレコード探し、夜は100 ClubやHalfmonn Putneyとか憧れのライブハウスにも行きまくった。
そんな時代からの俺にとってのバイブルは「All Mod Cons」 My Favourite Jam Songである「Down In The Tube Station at Midnight」収録の名盤である。労働者階級出身のポールが、アラン・シリトー の小説ばりに描写した、わずか5分弱の曲、この曲、このアルバム以降、彼の書く曲の詩の深みが更に増していく。彼との付き合いはその後も今に至るまで続き、結局すべてのアルバムを所有しているのはポールとビートルズ、S&Gくらいだ。(JohnはSometime in NYとTwo Virginesは持ってないとかDylanはまだ70%くらいとか)ライブもロンドンで二回、日本ではStyle council 時代から来日ライブは基本行ってるし、川崎チッタでのPaul Weller Movementは涙した覚えも。
ポールは1958年生まれだから俺の3歳年上、彼のように一本筋(Mods)の通った、前向き(新作バンバン)なDo the right thing的な生き方をこれからもしていこう。Keep Cool、Stay Hip!



*My 55 LPsは2016年1月に55歳を迎えるにあたってのこころのベスト55です。

Late for the sky : My 55 LPs -54/55

2016-01-24 | 55 LPs

Late for the Sky
いよいよあと二枚。で、ジャクソン・ブラウンはどうしても既にあげたファーストとこれは棺桶に入れて貰いたい。ポール師匠と彼は日本に来るたびに見に行っていて、お互い歳をとりながらの付き合いをさせていただいてる。最初は確か大学一年(1980年!)の時に武道館でのライブ。当時所属していたアコースティックギター研究会なるサークルのみす先輩と日置と行った。ホールドアウトツアーだったけど、バンドがRunning on emptyツアーのメンツ(リンドレー、ケルトナー、グローブ、コーチマー、ペイン、バトラー!!) だったので前作からもガンガンやって、The Load OutからStayとかリンドレーとバトラーの掛け合いも聴くことができた。既に35年以上も前の体験なんだけどしっかりと脳裏に焼きついている。Late for the Skyは日本人ファンが最も愛してる曲だろう、ライブのたびに声がかかり、やったりやらなかったり。やってくれるたびに涙出ます。2015年3月11日の来日ライブでは震災についてのステートメントのあと「Before the deluge」を演奏、現代社会への警鐘を歌い上げた。彼は極めて内省的な作家であるが故に、自身の恋愛、政治観、環境、社会課題を自分ごととして歌っており、愛と反戦、反核を同軸線で語っている。盟友のグレン・フライは逝ってしまったが、彼には是非もっともっと歌い続けて欲しいと心から願う。

今のところの彼の最新作である「Standing in the breach」(難局にあたって)も名盤である。



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Uprising : My 55 LPs - 26/55

2016-01-23 | 55 LPs
Uprising
Redemption Songは勇気が足りなくなってきたときに聴く曲。55年近く生きてると人生っていろいろと勇気出さなきゃいけない場合があるね。昨年なんかは「平和」って言うだけで勇気あるね~とか言われちゃう変な時代になったけど.... この曲はそんな時に気持ちを高めてくれる。ジョニー・キャッシュとストラマーもカバーしている。因みにバンド・バージョンより弾き語りバージョンの方が好き。さあ、残り人生も勇気持って生きてこう、なるべく。

Modern Life is Rubbish : My 55 LPs - 53/55

2016-01-22 | 55 LPs

Modern Life is Rubbish
Blur派でした。こっちの方がModsだから。中でもこのセカンドアルバムは地味ながら名曲揃いで、最も聴いてる彼らのアルバムです。思えば京都に転勤中心斎橋クアトロという小箱で奴らのライブを見れたのは俺のライブ史上トップ5に入るな。ライブ見たのはパークライフでた後だったけど、結構このアルバムからやってて、その印象も強い。今でもアルバム出ると買う長い付き合いのバンド。

Stories : My 55 LPs -52/55

2016-01-16 | 55 LPs

ストーリーズ
私が所有しているアルバムの中で最も感傷的で内省的なのがこのアルバム。一時かなりのレアものだったので手がつけられない状況だったけど、やっとCDを入手した時はめちゃくちゃ嬉しかった一枚。とてもシンプルな弾き語りで、低い声でやや不安定な音程、淡々としているけど、彼のストーリーが目の前で展開されてるかのよう。自身で書いたモディリアーニばりの自画像が更にこのストーリーを引き立てている。あー、アナログ欲しい!!


その後
2016年3月、アナログ入手!

Transformer : My 55LPs - 51/55

2016-01-09 | 55 LPs

Transformer
22歳で当時は珍しがられた外資で、まだ新興業種だったカード業界に入社、36歳でネットをドメインにした外資系広告代理店、そしてネットベンチャーと比較的Wild Sideを歩いてきた。そして、もう直ぐ55歳、これからもWild Sideを歩く所存です。あっ、お前のはWild Sideじゃ無い!って言われてそう。

「Walk on the Wild Side」「Perfect Day」「Satellite of Love」などLouの中でも特に好きな曲が収録された72年のアルバムには、だからと言って意気込むことなく、自分の進む道を淡々と行こう、的なノリで彼らしい。節目に聴くアルバム!

Chet Baker Sings : My 55 LPs -50/55

2016-01-09 | 55 LPs

Chet Baker Sings
最初にこのアルバムを聞いたのは、荻窪の焼き鳥屋「赤とんぼ」で梶田先輩から「営業とは」(多分)とかを教わりながら焼き鳥をやっつけていた時に、店主の高木さんがカセットレコーダーでこのアルバムをかけてくれた時。1980年代の後半頃。そのカセット・テープのラベルには手書きで「歌うチェット・ベーカー」と書いてあり、あまりにすごいノイズだったので雨が降ってきたのかと思ったほど。しかし、今となってはその時の体験とこのレコードは強烈に結びついて、至極の一枚となっている。音楽ってそういうものですよね。曲のいい、悪いだけでは記憶にそんなに残らない。やっぱその音楽を聴きながら何をしていたか、何を感じたか、が一体化してこそ永久不滅盤になるわけですな。俺の55枚シリーズはそんなアルバムが多いですね。最近のように音楽が手軽に買え、手軽に聞けるのは便利でいいことはいいが、やっぱり「体験」が紐付かない、コマーシャルベースになってしまってるのが物足りない。最近アナログに再びはまりだしたのも、アルバムを手と目で選び、レコードをジャケットから出し、A面かB面かを選び、レコードの盤面を拭き、針掃除をして、針を盤に降ろすという、このデジタル時代にはおよそ不便極まりない行為を行ってからやっと音を聞くわけだ。しかし、この体験こそが愛おしく思えるのです。話が随分と横道に逸れてしまったが、このアルバムはそんなことを感じさせてくれる、軟弱だけど、クールなアルバムだ。笑

コステロは、このアルバム収録の「The Thrill Is Gone」にインスパイアされて名曲「Almost Blue」を書いたらしい。


そしてチェットは「Almost Blue」をライブでも好んでやってたらしい。下記の映画にもそのシーンがあった。

渋谷パルコで見たこの映画は写真家のブルース・ウェイバーが撮ったチェットのドキュメンタリー。彼の自由模倣な生き方を描いたもの。わがままな、クールな爺さんだった。彼は挙げ句の果てにライブ・ツアー途中のアムステルダムのホテルから転落死してしまう。ラリってたんだろう。まったく!見習いたいものだ。笑

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Abandoned Luncheonette : My 55 LPs - 49/55

2016-01-03 | 55 LPs

アバンダンド・ランチョネット
ブルーアイドソウルを俺に教えてくれたフィラデルフィア出身ホール&オーツの名盤!代表曲「She's Gone(追憶のメロディ)」だけでなく他の曲も名曲ばかり。ただ、後年のヒット曲とは違い地味目ではあるが二人の溢れ出る才能は遺憾無く発揮されている。出だしのナンバー「つめたい朝」は未だに冬の朝にはついつい聞いてしまう。オーツの書いた「Las Vegas Turnaround」はしっとりとしたソウル・デュオの名曲だ。「She's Gone」のファンは多いだろうが、このアルバムのこの位置で聞くこの曲は最高にクールだ。彼らの数多いヒットナンバー、ヒットアルバムにおいては地味でフューチャーされにくいが、俺の中では圧倒的に一番!
このアルバムのとてもいい逸話がブログで紹介されている。
http://skjmmsk.blog.so-net.ne.jp/2013-02-15

ただし、彼らが、ある意味一番ソウルフルなのはこのアルバムかな。オープニングのオーツの曲「Back Together Again」はhall & Oatesの中でもトップ3に入ると思う。


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Angel Clare : My 55 LPs - 48/55

2016-01-03 | 55 LPs

Angel Clare
このアルバムのライナーノーツでティンパンアレーという言葉を知った。アートはこのアルバムで素晴らしい楽曲を取り上げ、完璧に歌い尽くしている。取り上げた作曲家は、ロジャー・ニコルス、ジミー・ウェッブ、ヴァン・モリソン、ランディ・ニューマン、エバリー、そしてトラディショナルやロスインカス、バッハなど実に多様な曲をアート仕様にして、豪華な演奏陣とともに作り込んでいる。まさにティンパンアレー時代を彷彿とさせるアルバムだ。すなわち素晴らしい楽曲を素晴らしい歌手が素晴らしい演奏
家と仕上げる!Simon & Garfunkel はポールだけではなりたたなかったことを証明するアルバムだ。歌い手の重要性を認識させてくれるアルバムだ。

アートはその後も名盤を生み出してるけど、三枚目のこのアルバムはジミー・ウェッブだけを取り上げたアルバムで、唯一James Taylor、Paul Simonとの企画シングル的な曲「Wonderful World」を除いて。本来は全曲ジミーの曲だったのみ残念!ということでアルバムとしては55ランクインならず。でも聴いてる頻度はこっちらの方が多いけど。


また、S.ペリープロデュースの二枚目のこのアルバムも名盤、S.ワンダーの「I Believe」とか別曲!まるでアートの曲。


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