遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

この時期の学生さんは大変だ2

2007-02-11 23:28:01 | 大学生活
スキーから帰ってきて、夕方職場に出たら、大学院生がコンピューターの前で修論を書いていた。今週が勝負だ。必死なんだなぁ。修士というのは博士と違って、データが十分でないとか論文が良くないとかで落とされたりしない。これは院生側も知ってることなんだけど、少しでも良いものを出そうと頑張ることは重要だ。4月からは社会人なのだから。

もちろん例外はある。T大のT先生の伝説。T先生はある院生を見限っていたらしいが、彼はそういうことは表面に出さない。その院生が修士論文を彼に出した時に、彼は「こんなものはダメだ」と落としてしまった。この学生は修士をとった後、博士課程にそのまま進学する予定だった。だから、そのまま修士号を与えても彼を教育したければできたのにである・・・。その院生は大学院修士課程を留年してしまうはめになった。

昔々、俺の所属していたO大工学部に仲の良い同期の博士課程の院生が2人いた。この2人、見事に博士論文を書き上げ指導教授からも認めてもらい、いそいそと論文を事務室に提出した・・・・が、受け取りを事務のおばさんに拒否された。
「あなたたち、その前に修士論文を出しなさい!あなた達の学年だけ修士論文が製本できないのよ!!」
修論を出す出すといいながら、先送りにしていた彼らは博士論文を書き終えてから修士論文を思い出し出し書かなければならなかったという・・・・。

論文書いてる院生達!頑張れー!!

本日のお酒:大分むぎ焼酎 いいちこ
コメント
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