遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

寒気で歓喜♪

2010-03-22 23:43:02 | PARAGLIDER
今日から獅子吼エリアは本格始動。地元フライヤーもビジターさんもタンデムのお客さんもやってきて賑やかな一日でした。しかも、昨日すんごい寒冷前線が通過したので上空にしっかり寒気が入ってきています。上昇気流はあくまでも温度差でできるもんなので、地面が雪に覆われてても上空が冷たければいいのです。逆にどんなに暑い気候でも上空との温度差が少なければぜーんぜん上昇気流が涌きません。

朝、僕の予想では昨日の雨と雪で地面がべちゃべちゃに湿ってるし、本流が弱い南風で西から風が入るのは昼になりそうなので、バンバンにいいコンディションがやってくるのは12時すぎてからと思ってました。しかし、朝から今春久しぶりフライトの石DくんとK谷さんがドカーンと上げて絶好調! TDの手伝いを済ませて11時過ぎに離陸するとタイミングも悪かったし、腕も悪いしで中途半端な獲得高度で南に突っ込んで撃沈。そもそもテイクオフに追い風が入ったりしていることに早く気づかないとあかんかった。
とにかくリベンジしないといけないので、着陸したらさっさとグライダーをたたんで飛び道具を送迎車に乗せて荷台に腰掛けてアピール。早く再入山したいっ!
もう一度テイクオフに上がると誰もあまり試してないけど、どうもテイクオフ前でサーマル出てる感じ。予想通りの12時すぎのコンディション。実際に離陸してすぐのところでじわじわ回すとそれなりに上がる。空にはCアキちゃんと川Sさんがとんでもない高度を獲得して君臨している。「あんなとこには届きそうにないよ・・・」「なんでCアキちゃんは講習生なんだ?」「今年も川Sさんにはおいていかれるんだろうなぁ」とかなんとかぼやきながら地味に北へ向かって上昇風をつないで飛び北高圧線上空で安定上昇しだした。先週末のフライトで校長さんに上昇風の中で旋回する時に流されすぎていることを注意されたので細心の旋回。上昇風はバブルでなくてコラムになってるけど、上昇率に変化が多いコラム。冬はこうなるんだよね・・・。まあ、そんなこんなで獅子吼で飛んでて初めて海抜1500メートルを突破して、高圧線越えてパラボラアンテナ上空の上昇風で1700メートルに達した。そのまま2本目の高圧線へグライド。村田製作所へ攻め入りたかったけど、あっちでトラブってる人がいたんで反対方向へ機首を向けた。簡単に2本目の北高圧線を越えたが、そこから下降風帯に入ったので反転。戻ろうとしたが本流が南風なんで動きが遅い。それでも海抜1200メートルは維持してテイクオフ上空に戻れたんで、そのまま南へ。今度は楽々南の高圧線を越えられたが、めぼしい上昇風は無し。そのままダム手前の『馬の背』の稜線上空に。そこまで来ると南風が収束してくるのでかなり強い。しかし、上昇風もこれを受けて涌いている。もう一度1500メートル突破。北高圧線上空を通過したあたりから、無線が静かなことが気になってた。高度があるので、両手をトグルから外してボリュームのつまみをいじったが無反応。無線機をケースから出して液晶パネルを見ると・・・・表示無し! あまりの寒さに電池が切れたんだ。しょうがないんで、そのままダム越え(上の写真)。越えたところで再び上昇風に入ったんで、南風に合わせて北へ流しながら旋回すると高度を得ながらガレ場上空に戻ることができた。これで安心♪ 余裕の高度でランディング場へ戻ることができました。

これで今日は打ち止めのつもりだったけど、まだ飛びたい講習生さんがいるしタンデムフライトのお客さんが来るというのでボランティアがてら3度目の入山。上昇風はすっかり衰えて安定したコンディションになったので、封印していた黄久蔵(Skywalk POISON LTF2-3)を引っ張りだした。すべてのフライトを見送ってから自分のフライト。風は北北西で2メートルほど。POISONで北の稜線に取り付いて少し粘ってみた。ARTIKよりも旋回しやすい。やっぱりこっちになれてるんだな。上機嫌で高度処理してランディング場への侵入した時に、問題は顕在化した。ARTIKより速い。地面付近でのピッチコントロールも難しいし、侵入角が深い気がする。スピードを落としたいが、この翼のブレークコードを地面付近でどこまで引っ張れるか・・・わからん! 結局、制動をかけるタイミングもピッチのコントロールも外してしまってドタドタと恥ずかしい着地でありました。

本日のお酒:北雪 大吟醸YK35
コメント
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