すっきりする酒、すっきりしない酒

今夜のメインは秋田の飛良泉です。なかなか手に入らないはずなんですが、ジャスコで売ってました。(笑)　山廃本醸造の二年貯蔵酒。貯蔵酒だけにほのかに褐色を帯びていますが、老香（ひねか）はごくごくわずか。絶妙な頃合いでいい感じに老（ひ）ねています。すむぅずぅ～♪
とにかくこの蔵のお酒は、まさに『水を極めた』と評するに値する造りです。口に含むと確かにお酒ではあるんだけども・・・「水か？」と錯覚させるくらいにすっきり軽快ドライで、しかし、しっかりした口当たりでございます。東北は重い酒が多いイメージがありますが、秋田は別なんよ。まあ、一口に東北と言っても広いですからね。日本海側、太平洋側、内陸と風土がぜーんぜん違います。

ビール製造鍋・避妊具…　阪大教授、謎の研究費不正使用(朝日新聞) - goo ニュース
あまりにOBとして恥ずかしい事件なのでピックアップしました。６０過ぎて何やってんだ。この教授は！
特任教授というのは、年限を決めるかわりに研究予算をどーんと提供して頑張ってもらおうというポストでありまして、「期間限定で先の保証はないけどお金はあるヨン」という羨ましいのか羨ましくないのかよくわからない待遇であります。定年退官直前の教授にはいいポジションだったのかもね。
今もそうか知りませんが、僕が学生の頃、お酒の醸造免許を持っている大学は日本で３つしかありませんでした。大阪大学と広島大学、そして、山梨大学。それぞれ醗酵工学科があって醸造をまじめに研究してました。ただし、大阪大学医学部はビールの醸造の許可なんか持ってません。違法行為です。記事にあるように『ビールを醸造し、森本特任教授と研究員が学内で飲み、さらに瓶につめ、世話になった人たちに贈った』としたら・・・アウトだろうな。俺のじいちゃんは焼酎の密造をしていて国税に見つかり、高松まで税金を払いに行ったそうだから、彼にもそうしてほしいものです。(笑)
まあ、とにかく研究室ぐるみで何千万円もの研究費をくだらないことに使っていたそうだ。おおぴっらにそんな金の使い方されたなんて、医学部の偉いさん達も事前に指導できなかった責任が重大と思う。「分からなかった」とか、「知らなかった」とかなど言い訳で通用しない。もし本当にそうなら、学部を運営する能力が著しく不足してると言っていいんでないの？　購入備品に『鍋』とか『コンドーム』とかがあって、スルーしてたなんて理解できないよ。

本日のお酒：飛良泉　山廃本醸造　二年貯蔵酒　＋　梅乃宿　純米吟醸　UNFILTERED