遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

今日のは飛べる追い風(笑)

2011-02-19 21:00:33 | PARAGLIDER
天気予報ではどこのサイトも東風でしたが、今日の気圧配置だと離陸チャンスはあるはず。てなわけで、朝からしっかり獅子吼エリアに出勤♪ 着いてみると、若いフイラヤーがワイワイと賑やかだ。福井の子達だな。彼らはお隣のスクールで入山。こっちのスクールは・・・俺だけ?! しょうがないので、村Mさん、O田さん(Apco LIBRA)、黒毒さんに電話。こういう時、メールはダメだ。

結局、O田さんと二人で入山。黒毒さんは仕事があって昼からになるそうな。村Mさんは大人なので飛ばないとのこと。w
テイクオフに上がったら風はよわよわのフォロー。それは無視して、雪を踏んで滑走路を作った。飛ぶための準備をしておかないと、風がよくなってからでは手遅れだ。幸運は誰にでも巡ってくるもんだが、準備してないと掴めない。

風向きがずっと悪かったのでけっこういい幅の滑走路が出来た。11時半を過ぎて風が時々止まるようになりグライダーをレストハウスから滑走路へ持って降りることに。今日の翼は林檎クン(Niviuk ARTIK)。先週、僕の黄久蔵(Skywalk POISON)の動きを見て、「こんな翼で飛ぶな」といわんばかりの雰囲気になったんで安定してるARTIKにしたんです。こいつ、あんまし飛ばないんだけどねぇ。でも、なにかあればご迷惑をかけるわけですから、ここは従わないといけませぬ。実際POISONで山沈した時に皆さんにお世話になったんですし。

グライダーザックを担いで建物から出てくると、「え?飛ぶんですか?」と福井のフライヤーさん達に訊かれた。

「ええ、今日はいい風が来てから広げてたら間に合わないかもしれないっすよ。」

風が止まった時点で出るつもりだったんでフロントポジションで構えたが、2回連続して失敗。とにかく雪が緩くてごぼる。3回目には風が南がらみで入ってくるようになったんで、リバースポジションで構えて翼を上げた。今度は成功。翼を走らせ体を預けて離陸。ARTIKなので、滑空比がよくない。腹を雪面にすりながら空に飛び出た。フロントコンテナは雪まみれ。W
出てすぐに上昇風を捕まえた。そのままトップアウト。冬の空気は澄み切っている。東に五箇山から立山連峰(上の写真)、南に白山の美しい姿が見えた。冬フライトならではの風景だ!

僕が出た後、風が悪くなったらしくほとんど一人で空を満喫する羽目になった。結果的に皆が離陸してきたのは僕が離陸してから30分以上経っていた。その頃には寒さのために指先の感覚がなくなってたよ。風邪のせいで喉の奥がギリギリと痛かったし。獅子吼に行く前に病院に行って、風邪がひどくなっているから薬の処方を強いものに変えてもらったのは秘密だ。

本日のお酒:富者 まっこり
コメント
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