昨夜の続き・・・
ツイッターで僕のフォローしている生物学クラスタのオフ会の一次会がはけて、川端商店街を離脱。宴会をやったお店は地元の人がアレンジしただけあって、なかなかの穴場で魚の美味いとこでした。昨日貼った写真、美味そうでしょ。美味かったよ。うん♪ ラオ兄さんありがとー。
その時点で11時すぎてたのでホテルへ真っすぐ帰るつもりでしたが、冷泉公園側だったのでえびちゃんに寄って軽く一杯・・・・のつもりだった。つもりだったんですよ。いやもう、ほんと。信じてっ。
2杯目のソルティドッグを飲み終えかかったときだった。僕の座ってる席のすぐ横の扉が開いた。
「あのー5人は入れますかぁ」
「この大きさの屋台に5人で来るなんて非常識だろ」と昨夜に続いて心の中でつぶやいた。まあ、運良く5人なら詰めると入れそうだったし・・・。その非常識なにいちゃんが、僕を指差して大きな声を出した。嬉しそうに。
「ハヤシさんじゃないですかぁぁぁぁ」
徳島の大学で働いてるN島くんが昔所属してた某国立研究所の友達を連れて乱入してきたのだ。髭生やしてるからすぐに彼だとわからんかった。
そんなわけで・・・ か え れ な く な っ た だ 。
でも、まあ、嬉しかった。いろいろあって彼が徳島へ移った時にはすごく心配したし、そういう境遇なのに僕がヒストンの解析方法を問い合わせたらすごく熱心に教えてくれた。そして、今年は研究成果をもって学会へ発表に来た。学会前にプログラムを見てすごく嬉しかったのだ。あんな目にあったらそのまま消えていってしまうやつだっているのに、というか、そういうレベルの人が普通だと思う。彼はしぶとく生き残ってる。すごいっ。頑張ってほしい。
今日は分子生物学会最終日、午前中のサイレンシングのセッションにいた。最後の演者の某老教授・・・失礼しました。遺伝子発現の微生物遺伝学者として大御所の大先生・・・が、怒っておられた。安易に「サイレンシング」という言葉を使うなと。個別遺伝子の発現抑制には「リプレッション」という言葉があるのだと・・・僕から付け加えさせていただくと、医系の連中が使う「ダウンレギュレーション」とか「アップレギュレーション」ってのはスラングだからな。
まあ、とにかく、円満退官されたとすっかり思ってたんですが、お元気そうで嬉しかったです。バンバン叱ってやってください。はい。
午後からは日本生化学会の特別講演。ティムさん、いや、ノーベル生理医学賞受賞者サー・ティモシー・ハント博士の講演です。分子生物学会参加者に聴講を認めてくれなかったら、当日参加費1万円を払う覚悟でした。
前の晩えびちゃんでN島くんと、ティムさんを呼んだのは誰で彼を博多の屋台へエスコートできる人間が生化学会にいるのか? ということで熱の入った討論をしました。えびちゃんにはティム・ハント博士もポール・ナース博士も来ている屋台なのですよ。しょうもない高級ホテルのパーティメニューなんか彼は喜ばない。九大在籍時代に彼を屋台に連れ歩いた僕が言うのだから間違いない。
講演の内容は、細胞分裂周期研究の歴史を中心に典型的な「VIPによる招待講演」をやると思ってたんですが、それは最初の半分くらいでどんどん最新の研究へ突っ込んでいきプロ相手のガチなプレゼンになってました。最後のConclusionでは、タンパク質脱リン酸化酵素によるサイクリンCDKの制御にはまだ分からないことが多いと、そして、まだまだ研究は続くのだと生化学会名誉会員を受ける記念講演であるにも関わらず、現役としてのすごみは全く衰えてないところを見せつけて講演を終えました。『名誉』会員扱いはむしろ失礼な気がした。時間が超過していたのでしょうがなかったのかもしれないけど、フロアから質疑を求めても良かったんじゃないだろうか。彼はきっと対等の立場で科学を語ることを望んでる。
聴講して良かった。
久しぶりに博多に来てすごく良かった。
本日のお酒:なし
ツイッターで僕のフォローしている生物学クラスタのオフ会の一次会がはけて、川端商店街を離脱。宴会をやったお店は地元の人がアレンジしただけあって、なかなかの穴場で魚の美味いとこでした。昨日貼った写真、美味そうでしょ。美味かったよ。うん♪ ラオ兄さんありがとー。
その時点で11時すぎてたのでホテルへ真っすぐ帰るつもりでしたが、冷泉公園側だったのでえびちゃんに寄って軽く一杯・・・・のつもりだった。つもりだったんですよ。いやもう、ほんと。信じてっ。
2杯目のソルティドッグを飲み終えかかったときだった。僕の座ってる席のすぐ横の扉が開いた。
「あのー5人は入れますかぁ」
「この大きさの屋台に5人で来るなんて非常識だろ」と昨夜に続いて心の中でつぶやいた。まあ、運良く5人なら詰めると入れそうだったし・・・。その非常識なにいちゃんが、僕を指差して大きな声を出した。嬉しそうに。
「ハヤシさんじゃないですかぁぁぁぁ」
徳島の大学で働いてるN島くんが昔所属してた某国立研究所の友達を連れて乱入してきたのだ。髭生やしてるからすぐに彼だとわからんかった。
そんなわけで・・・ か え れ な く な っ た だ 。
でも、まあ、嬉しかった。いろいろあって彼が徳島へ移った時にはすごく心配したし、そういう境遇なのに僕がヒストンの解析方法を問い合わせたらすごく熱心に教えてくれた。そして、今年は研究成果をもって学会へ発表に来た。学会前にプログラムを見てすごく嬉しかったのだ。あんな目にあったらそのまま消えていってしまうやつだっているのに、というか、そういうレベルの人が普通だと思う。彼はしぶとく生き残ってる。すごいっ。頑張ってほしい。
今日は分子生物学会最終日、午前中のサイレンシングのセッションにいた。最後の演者の某老教授・・・失礼しました。遺伝子発現の微生物遺伝学者として大御所の大先生・・・が、怒っておられた。安易に「サイレンシング」という言葉を使うなと。個別遺伝子の発現抑制には「リプレッション」という言葉があるのだと・・・僕から付け加えさせていただくと、医系の連中が使う「ダウンレギュレーション」とか「アップレギュレーション」ってのはスラングだからな。
まあ、とにかく、円満退官されたとすっかり思ってたんですが、お元気そうで嬉しかったです。バンバン叱ってやってください。はい。
午後からは日本生化学会の特別講演。ティムさん、いや、ノーベル生理医学賞受賞者サー・ティモシー・ハント博士の講演です。分子生物学会参加者に聴講を認めてくれなかったら、当日参加費1万円を払う覚悟でした。
前の晩えびちゃんでN島くんと、ティムさんを呼んだのは誰で彼を博多の屋台へエスコートできる人間が生化学会にいるのか? ということで熱の入った討論をしました。えびちゃんにはティム・ハント博士もポール・ナース博士も来ている屋台なのですよ。しょうもない高級ホテルのパーティメニューなんか彼は喜ばない。九大在籍時代に彼を屋台に連れ歩いた僕が言うのだから間違いない。
講演の内容は、細胞分裂周期研究の歴史を中心に典型的な「VIPによる招待講演」をやると思ってたんですが、それは最初の半分くらいでどんどん最新の研究へ突っ込んでいきプロ相手のガチなプレゼンになってました。最後のConclusionでは、タンパク質脱リン酸化酵素によるサイクリンCDKの制御にはまだ分からないことが多いと、そして、まだまだ研究は続くのだと生化学会名誉会員を受ける記念講演であるにも関わらず、現役としてのすごみは全く衰えてないところを見せつけて講演を終えました。『名誉』会員扱いはむしろ失礼な気がした。時間が超過していたのでしょうがなかったのかもしれないけど、フロアから質疑を求めても良かったんじゃないだろうか。彼はきっと対等の立場で科学を語ることを望んでる。
聴講して良かった。
久しぶりに博多に来てすごく良かった。
本日のお酒:なし