遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

明日は雨でしょう

2019-02-27 23:52:39 | たわごと
昨日とうって変わって寒くなりました。北風が入ってきたんですね。明日は雨でしょう。

ベトナムでの米朝会談第一ラウンドは終わったようです。まあ、正否は明日以降に・・・

それより、これに合わせて世界がきな臭くなってきました。
インド、パキスタン領内で武装勢力を空爆 米国は双方に自制要請 (REUTERS)
パキスタン、インドの空爆発表を否定 多数死亡は「虚偽」
パキスタン軍、カシミール地方に空爆 インド機2機を撃墜しパイロットを拘束 (NEWSWEEK)
米国大統領がベトナムに来るやいなやカシミールのパキスタン支配地を爆撃したインドにはそれなりの計算があるでしょう。世界で一番計算が得意な国だもん。パキスタンも報復したようですが、どちらにどれだけ被害が出ているか正確にはわかりません。両国とも核爆弾を持っていて、その開発の想定対象同士という史上最悪の局地戦のはずなんだけど・・・カシミールでのいざこざは毎度のことだからなぁ。イスラエルvsイランの方が世界が緊張するやろな。
パキスタンのバックの中国がどう出るか、ちょっと見ものです。北朝鮮の世話で忙しい上に、対米貿易で絶賛交渉中です。インドはこの隙をついたのかな?

火種は世界にまだまだ転がってまする。
ナイジェリア大統領選 現職再選 野党は不正と反発 混乱も (NHK NEWS WEB)
タイ総選挙 軍vs元首相派の“仁義なき戦い” (NHK NEWS WEB)
ベネズエラ、ブラジル国境を封鎖 米国などからの支援物資搬入を阻止 (NEWSWEEK)
韓国船に漁具切られる 島根沖、昨年12月 小木のイカ釣り船(北陸中日新聞)
大小いろいろ集めました。w とにかく協調的な雰囲気がどんどんなくなってくるような感じがして・・・原因の一つにポピュリズムに対する民主主義の弱さがあるように思います。大所高所に立ったらやれないことも、民衆のエゴや感情のためにやれてしまう。

面白い論考です。
そもそも有権者にまともな意志決定能力がないのではないのか? という調査 (NEWSWEEK)
〈以下引用〉
近年コンピュータが進歩したため、大規模なデータを効率よく扱うことが出来るようになったのだが、政治学の世界でも、有権者の行動や知識に関してこれまで蓄積された様々な調査をもとに、統計的、計量的に分析する研究が増えてきたのである。
こうしたいわゆる計量政治学がもたらした結論のいくつかは皮肉なものだった。例えば、我々有権者の多くは政治に関してほとんど何の知識も無いということが明らかになりつつある。三権分立の三権が何か分からない、自分が「支持」する政党の政策を全く理解していない、憲法は大事と言いつつ憲法の内容を理解していないといった具合で、本来は知識のある自律した有権者が投票するというところに民主主義の正統性が担保されていたのだが、現実には仕組みやロジックが理解されていないのに、形式としての投票だけが擁護されているわけだ。

僕も選挙権(投票権)から年齢制限を取っ払うべきだと思う。病気や老衰のために判断力を失った大人でも成年後見人がいれば投票権があるという判例が出ています。じゃあ赤ちゃんでも保護者がいれば、投票権を認めるべきです。20歳に判断力があって、19歳11ヶ月に判断力がないというのは嘘っぱちだというのは大学で長年働いてるのでよくわかってますし、ええ年したおっちゃんおばちゃんでも大したことないんですよ。
有権者の判断が常に合理的かどうかは怪しいのですが、だからと言って民主的手続きよりましな制度もありません。それなら原理原則に従って施行したほうがいい。

本日のお酒:YEBISU MEISTER + 連峰白山
コメント
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