Hello、皆さん、昨日2021年10月8日、リチャードコシミズがとんずらコキました。
自分がそれまで熱心に牽引していた「 イベルメクチン無料提供シンジゲート 」の計画をすべてほっぽらかして……。
なんという無責任 ―――!
なんというびびりん ―――!
また、なんというみっともない敗走路を選んだものでしょう。
彼の夢計画こそ人類救済につながるものと信じて、彼のイベルメクチンプランに乗って活動していた、
アメブロのいつきさん ―――
同じくアメブロのウラノアカネさん ―――
あと、たえさん ―――
独立党残留応援者の穂咲さん、ソーライくん ―――
さらには、独自サイトまで立ち上げて、リチャードイベルばらまき作戦に尽力された、だいまじんさん ―――
君らのこれまでの努力は、あいにくのことすべて煙になりました。
リチャードコシミズがその全責任をうっちゃって、テキトー投げしちゃったおかげでさぁ……。
お気の毒さま、と慰み文句のひとつやふたつは投げかけてやりたいところですが、今回に限ってはそうもいきません。
リチャードコシミズの今回の行動と言論は、弁解なんてしがたい、明白な犯罪であるからです。
昨日の12時15分、僕は長野県薬務課のO氏と電話で話しました。
O氏はリチャードコシミズの薬機法68条と55条の違法を認めて、彼のサイト廃止に動いている、といわれました。
また、この調査は終わっていない、現在はまだ行政での勧告の段階なんだ、ともおっしゃいました。
警察介入の線を知りたくてそのへんを聴いてもみたのですが、一般人の僕にはさすがにそこまで教えてはくれなかった。
ただひとつ分かったのは、
―――― ああ、分かった、68条と55条が違法なんだろ…? やめたよ、やめてやったんだから、もう、それでいいじゃねえか……?
というようないつものリチャード節じゃ対応できない状態に「 事態 」はすでに突入してしまった ――― ということです。
前に話したときには、68条の「 広告 」の違反についてだけで、55条2項の「 譲渡 」についての話は出なかった。
けれども、今回は、O氏のほうから「 譲渡 」の話が出てきたわけです。
恐らくは、リチャードコシミズにも何度か電話で注意勧告をしたときとおんなじ内容で ―――。
前回記事でも述べましたが、リチャードコシミズはこの勧告に震えあがったのです。
最初の2回の呼び出しのうちは「 こんなの、大したことねえや 」と余裕をかましていられた彼ですが、その後の保健所からの度重なる勧告とその内容に、まっ青になっていったことは間違いありません。
彼は陰謀論者としての自分の面子とこれから自分を見舞うであろう「 現実の損害 」とを、慎重に、じっくりと秤にかけていたのです。
―――― どっちが損だ…? イベルメクチン無料提供作戦の提起者としての面子と、これから自分が課せられるかもしれない行政の罰と……?
リチャードコシミズはすでに youtube のアカウントを永久banされています。
インスタグラムも追ん出されていて戻りたくても戻れない。
FC2のアカウントも次々と停止を喰らっている。
アメブロの次ブログとして水面下での移住を予定していた、SEESAブログも引っ越し以前に瞬時で潰された。
残った選択肢は、誤情報対応がまだ遅れている Facebook とニコニコ動画あたりしかないと当人も思っているのでしょうが、いままでのように何を書いてもやっても鉄壁で安全! みたいなブログや動画サイトはもうどこにもありません。
そう、コロナの襲来を契機に、あらゆるものが変わったのです。
ああ、海外サイト経由でブログやれば誰も手を出せない、みたいなこともあなた、いってましたっけ?
やってみ ――― 僕等があなたの wordpress を潰したことも忘れたの?
あのころと今ではもう時代がまったくちがうんですよ。
2012年当時、あんなに流行った陰謀論も、いまや嫌悪され蔑まれる時代になってきたのです。
これはいわば世界的な潮流です、何人たりともこの大きな流れには逆行できない。
リチャードコシミズももう66才、むりのきく年齢ではありません ――― こうした暗い見通しはさぞかし不安なことでしょう。
しかし、どのように弁解の辞を述べようと、ええ、リチャードコシミズはたしかに転んだのです。
転んで、彼の理想(?)に殉じて、このプロジェクトを遂行していこうという情弱な人々を裏切って、ちぎり捨てたのです。
ひとむかしまえの村上春樹のイスラエル演説みたいな超古( ちょうぶる )ネタをわざわざ再掲してきたりしたのは、自分はもう危険なイベルメクチン・シンジゲートなんてものとはまるきり関係ありませんよ、という見え見えのアピールでしかないんです。
―――― 俺はイベルの件はいろいろ考えて忘れた。だから、おまえらも忘れろ……。
いやいやいやいや、そんな理屈はね、あなた、ネアンデルタール人の洞窟社会でも通りませんわ。
通るわけないじゃん! 全部あんたが始めて、みんなにやらせたのもあんたなんだから…!
けれど、リチャードコシミズはあくまでも女々しく、責任逃れの言辞をくり返します。
もうほとんど擦り切れちまった、陰謀論者としての自分のわずかばかりのプライドと面子のために。
引きこんだ仲間をしれーっと裏切っておいて、なにを今更いっちょまえヅラしてるのよ、リチャードさーん!
てめえの身の安全のためには主義も信念も半月で放りだしちゃう、史上最強の似非英傑・リチャードさーん !
ご自分の ★ お母さん、息子さん、娘さんがワクチンそれぞれ2回打ってたって事実も隠しまくる、リチャードさ~ん!(笑)
皆さん、リチャードコシミズはねえ、もう皆さんを引っ張っていけるようなネタは、うん、なにひとつ持ってないんです。
小室さんネタだったら、取材をやらないリチャードさんなんかよりはるかに優れたジャーナリストたちが、新聞で、週刊誌で、あるいは真面目なネット記事で、何百もの記事をとっくに書いてられる。
中傷と妬みの色彩しかないリチャード筆でいくら書いたところで、その程度のインパクトで釣れる観客なんて知れてます。
十八番である「 保険金殺人 」ネタにしても同じこと。
「 人工地震 」ネタも「 政府テロ 」ネタも古いわ古い ――― 昭和SF引きずり続けているシーラカンスかよ、あなたは?
陰謀論は寿司屋と一緒で、ネタの鮮度がいちばん大切なんですよ。
どんなに喋りが達者でもネタが古けりゃオーマイガッ!
コロナのパンデミックのたびに「 ウソコロ 」と「 毒ワク 」のネタがあれだけ輝いたのもそのためです。
大阪読売新聞の社会部さんがあれだけ取材していた、あの「 ノーマスクデモ 」にしても、あれは滅びゆく陰謀論の最後の輝きだった、と僕は思っているんです。
陰謀論はね、色町限定の流行歌みたいなものなんですよ、要するに。
時流に乗れなきゃ、それきりアウト。
自分だけで輝くことは決してできない。彼等が輝くためには、町中のひとたちが注目している、とびきり新鮮なゴシップネタが要るんです。
彼等は無数の視線を浴びているその注目ネタの反射残光を受け、その乏しい明かりでもってかろうじて暗く輝く。
「 ウソコロ 」「 毒ワク 」「 ノーマスクデモ 」「 イベルメクチンこそ救世薬 」
そして、あの懐かしの「 保険金殺人 」・・・・
陰謀論者に独自の思想なんてありません。
自分だけの意見で輝くことはできない ――― 彼等に光を発する機能はありません。
現実のへりの部分に傾いて立って、リアルな現実に憧れながら、それと等量の妬みをこめた視線でもって現実を見つめつづけているのが彼等です。
それが彼等の業( ごう )なのよ。
彼等は現実世界を生きていない。
彼等は妬みと怨みの独自の糸を編んで、その糸でもってリアル世界とどうにか繋がっているんです。
つまりは「 依存 」――― しかも、最強力な部類の!
現実が地球なら、彼等は月です。
現実が火星なら、彼等はフォボスでありダイモスなんです。
これはリチャードコシズに限った話じゃない、すべての陰謀論が、いま奈落への急な下り坂をずるずると滑り落ちはじめている最中です。
手近なとこでいったら、ついこのあいだまでリチャードコシミズのイベルメクチン団に加わっていた、リチャード星系のいつきさんなんかがそうですね ――――
リチャードコシミズとんずら事件によってイベルメクチン信仰の根を断たれた彼は、上記のようなぐったり状態になってしまった。
これはほぼ完璧な「 うつ 」状態といってもいいでしょう。
似非現実を現実と信じこんでいたひとは、必ずこうした陥穽に落ちこむときがくるんです……。
このいつきさんと一見すると全然ちがうんですが、似ているな、と僕が感じたのが、最近のつばさの党の黒川敦彦さんたち ―――。
黒川さんとつばさの党のことはご存知ですか?
彼は、名古屋のあの寺尾介伸氏とも共闘していた時期があったんですね。
寺尾氏は黒川氏に押されて、つばさの党から政治家デビューする、みたいな話もほぼできかけていたんです。
天皇に関する意見の相違で、結局は決裂しちゃったんですけどね…。
寺尾氏と別れた黒川氏は、その後、あんなにバカにしていたコロナにほんとになっちゃって、「 コロウソ( covid-19 の存在を認めないひと )」派のひとらから「 PCR検査なんて受けやがって 」と猛烈なパッシングを受けることになったんですけど、そのつばさの党がまたまたわけの分からないハプニングを巻き起こして、このあいだ大炎上したんですよ。
あんまりいい話ではないので駆け足でざっくりとしか説明しないけど、つばさの党( 黒川敦彦氏の率いる政党 )のリモート会議が9月の後半にあったらいしんですよ。で、その会議のなかで、根本りょうすけ氏という幹事長( 結構若い )が、斎藤ゆり氏という女性の胸を会議中にも関わらずはだけて見ようとした? といったハプニングがあって、いくらなんでもそれは不謹慎じゃないかとこのサイトが大炎上して、党首である黒川氏が謝罪した ――― といったような流れです。
これは言葉でいうより映像のほうが分かりやすいでしょう ――― てなわけで、まずはどうぞ!
あかねさんを通じてこのつばさの党の限りなくヤラセに近い、こんな小事件を知ったときの僕の脱力をどう表現したらいいでしょう?
笑うには笑ったけどね、もう凍った笑いなんですよ、これが。
酒の席だとか大学のサークルでだとかいうならまだ分かりますが、これ、仮にも政治団体のリモート会議ですからね。
固い話をする気はないけど、いくらなんでもダメでしょう、これは…。
倫理的見地からいうのではなくて、このひとたち、根本のとこで舐めきってるんですよ、現実も政治運動もコロナ論議も何もかも。
で、舐めきっているくせに、なんだか甘えているの ――― それもひどくタチの悪い、性悪ベイビーみたいな甘えかた……。
僕はこれを見て、即座にリチャードコシミズのことを連想したんです。
リチャードコシミズとは派閥も言説も全然ちがっているんだけど、両者の根本に流れている感性は同種のものです。
おなじ陰謀論系列のそれぞれ全然ちがう派閥に属しているおふたりなんですが、彼等から受ける印象は、ふしぎなまでにクリソツです。
僕はリチャードコシミズとはちがって、現実の黒川氏とは会ったことがないんですけど、どうしてこんなに似ているんだろう? といぶかるくらい両者の相貌はよく似ている。
僕はね、それを「 陰謀論ポートレート 」と呼びたいんですよ。
陰謀論は創造しません。
陰謀論は生のままの現実を拒否して、その反対勢力のほうに常に張るんです。
それが妬みの極みみたいなデマじみた、ソースの取れない曖昧情報であっても、彼等は一切頓着しない。
むしろ、現実のアンチテーゼ的な情報であればあるほど、彼等はそっち系の情報を盛りたてていくんです。
なんで ―――?
僕はやっぱりそこに、彼等の裡にたまった、あまりにも根深い「 現実憎悪 」を見ないわけにはいかない。
現実から掃きだされたひとが、現実から掃きだされた同士で連帯して、つかのまの幻の宴を楽しむためのショータイム。
そこには自分が根暗で口下手だからといって、ぶきっちょで挨拶もできないからといって、現実の同僚や友人たちのように眉をひそめるひとはいないのです。
誰もが「 自分とおなじ意見を持っている同士 」として、こんな自分をも受け入れてくれる。
こんな場所はいままでになかった……。
けれども、そこはもちろん本当の現実の地所ではありません。
そこは、たぶん「 幻世( まぼろよ )」であり、今生からいくらかはみでた場所なのです。
現実から締めだされたひとは、自分を絞めだした現実の脅威に抗うために、現実世界とは異なる自分たちにしか理解できない言語でもって、自分たちの地所を守ります。
いわゆる隠語というやつですね。
精神医学では、この種の言葉を「 造語 」と呼んでいます。
リチャードコシミズの基幹となっている「 デイープステイト 」「 保険金殺人 」「 朝〇悪工作員」―――
あるいはほかの陰謀論系で使用されている「 コロウソ 」「 毒ワク 」「 ノーマスクデモ 」「 PCR差止 」―――
などの言葉は、意見というよりも一種の呪文に近い立ち位置の言語であると僕は思う。
ええ、これらの単語は僕等の使っている普通の言語じゃない。
これらの単語は呪詛なんです。
生きづらいこの世に対する小さな憤懣 ―――
満ち足りて楽しんでいる人々に対する妬みと嫉み ―――
それらが集積して大きなデマゴーグの渦となり、
この渦が諸外国からの偽情報と合体してさらに巨大な怨みの連合となり、
ネットという虚空間でもって怪物のような「 この世に対する巨大なアンチテーゼ 」として成長した……。
それが陰謀論というものの正体である、と僕は思います……。
あまりにも重い話になってきたんで、ちょっと話題変えましょうかね…。
このたび、九州の佐賀市長選に細川博司氏( 62 ) が立候補されたと人伝に聴いて、僕はとても驚きました。
なぜって、この方、かなり初期からのリチャードコシミズ独立党の党員さんだったんですよ。
僕は会ったことはなかったけれど、噂だけはよく聴いてました。
彼、お医者さんなんですよ。
せんじゃさんと面識があったかどうかは分からないけど、Tさんとは何度か会っていたようです。
で、僕も彼の選挙用の主張用紙みたいなものを、へえ、どんなこと公約にしているんだろう、とまあ見てみたんですよ ―――
悪いけど、この細川先生は200%落選する、と僕は思います。
だって、もうじきコロナワクチンの接種者は1億人に達するんですよ。
この巨大な数字の根本に異議を唱えるには、いくらなんでも遅すぎるでしょう。
実現してしまった歴史をゼロからひっくり返すなんて、誰にもやれっこない。
しかし、陰謀論の花盛りはまだ続いていますねえ!
Q の全盛期から比べるとだいぶか細い流れになったとはいえ、陰謀論の底流はまだまだ枯渇しそうにありません。
特にこの2021年は、陰謀論の歴史のトピックでした。
1月にトランプを英雄視した Q が爆発的に勃興してすぐに滅び ―――
RK独立党出身の日本の Q のリーダー okabaeri@9111( よかとよ )が消え ―――
スピリチャルのカリスマとして独逸から反ワク運動のために来日した Positive Evolution の Meiko 氏も消え ―――
やはりRK独立党出身である名古屋の寺尾介伸氏が「 ウソコロ 」を合言葉に、幾度も「 ノーマスクデモ 」を主宰し「 PCR差止集団訴訟」の準備に入り ―――
そして、おなじくRK独立党出身であった九州の細川博司氏が、佐賀市の市長戦に参戦されて……。
陰謀論の元祖たるリチャードコシミズは、この記事前半に書いたようにほとんどヨレヨレ状態なのですが、この人脈の流れを見る限り、彼はやはり陰謀論史における重要人物であった ――― と、いわざるをえません。
さて、その肝心なリチャードコシミズですが、今後どうなっていくのでしょうか?
2012年に彼は「 ネットこそ最高権力!」と勝ち誇って吠えました。
みんな熱狂して、拍手の渦が巻きおこり、彼のこの台詞は陰謀論の歴史に残った。
そして、自分の吐いたこの言葉が、いま、創造主であった彼自身を追いつめつつある。
なんという因果でしょうか。面白い。実に劇的だ。
今日の僕記事は以上です ――― お休みなさい。