ザ・マイケルブログ!

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💎 < 岡口基一弾劾裁判 >についてひとくさり

2023-01-29 23:24:15 | 石垣陽介

 

 個人的に岡口裁判官は好きです。カッコいいから。
 著作も多く出してられるし、セミナーみたいなこともやっていて、彼の人間性と法律観に影響されている人間も相当数おられます。

 何より泣けるのが、彼という人間のピュアさです。
 人間の個人のエッジが立つのがタブーであるような旧弊窒息連合としての司法世界において、彼は日々SNSで自身の真摯な意見を発信し、ほかの裁判官諸氏の顰蹙を集め続けてきました。

「 裁判官は国家の代理人であるわけだから、岡口クン、そんな風に一般庶民みたいに気安く自分の意見を発信したりしちゃあ困るじゃないか。我々もその同類だと思われてしまう。いいかい、我々はその意味、特別な人間なんだよ。退官してからならともかく現役の裁判官でいるときに本を出したり、そのなんだ、SNSというのか、ネットなんとかみたいなツールで軽軽に自分意見を発信したりするのはね、我々司法にとって迷惑すぎるんだよ・・・ 」

 端的にいうなら、現在の司法世界っていうのは中世の暗黒時代なんですよ。
 そこに個人の権利やら思想の自由のような発想は一切ない。
 となると、そのような環境世界で裁判官として自分の「人間 」について語り始めた岡口さんの立ち位置は、さしずめカトリックの暗黒治世に NO を叩きつけたマルチン・ルターあたりでしょうか。

 そう、岡口基一さんを囲むここ一連の司法の騒動は、旧弊司法世界による< ルネッサンス潰し >に他ならない、というのが僕の意見です。

 うん、表向きはまともな口実を用いちゃいますがね、この弾劾裁判の本質は「宗教裁判」であり「異端審問」なんですよ。
 ほかの裁判官にしても人間ですから自分の意見や思想なんていうのは当然あるわけです。ですが国家の代理人として裁判官の道を選択したならば、その裁判官個人の自由は封じられて、国家の歯車としての新しい人生が始まる。それは巨大な機構の1部としての、禁欲的な、ある意味聖職者としてのそれに近い。

「 いいかい、岡口クン、我々はそんな中で、自分のいいたいこともいわず、個人を殺してここまで歯を食いしばって頑張ってきたんだ。それゆえいま現在の司法の歯車が輪転していられるんだ。然るに君ときたらどうだ。そこらの若者みたいにチャラチャラして、裁判官としての自分の人間を開示する、だと? 軽薄すぎる。セミナーや著作で人気取りをするのがそんなに楽しいのかい? 君が裁判官でないのなら、それは結構な話だよ。しかしね、君は現役の裁判官じゃないか。そんなことが許されていいのかね? いや、いいはずがない。我々だって本当はそんな風にしたいんだ。本を出して、時事について自分の意見を表明だってしたいし、法律のセミナーを開いて皆から誉められたりチヤホヤされたりしたいんだ。だけど、我々はそれを我慢してる。歯を食いしばって我慢して、機構の歯車として自分の人生を捧げようとしてる。その苦痛と苦悶のほどが君に分かるかな? これは呻吟なんだよ。この聖なる呻吟の義務を棚にあげて、キラキラと軽薄な自己実現をし続けている君のような人間を、我々は許せないんだ。君はあまりにも目障りだ。ウザすぎる。我々には巨大な組織と権力がある。法律という兵器だって自在に使役できる。いいかい、岡口クン、我々はこれからそのすべてを使役して、君の存在を潰しにかかるから覚悟しておくといい。君の存在はそれくらい我々には邪魔なんだ・・・」

 これが、今回の岡口基一裁判の真相の図式です。
 完全な「 異端審問 」であり、宗教裁判ですよ。
 僕が許せないのは、これの真相が宗教的な問題であるにも関わらず、それに法律論争というレッテルをむりくり貼りつけている部分です。法律を使役できる立場の人間がその気になったら、いくらでも法律違反なんて捏造できますからね。
 今回、司法はそれをやった。しかも、極めて政治的な総力戦という形式で。

 ちょっとこういうのは許せませんね・・・。

 岡口さんには確かに羽目を外しすぎた部分なんかもある。鍛えた身体に白ブリーフ1枚写真の開陳なんかはそれでしょう(笑)
 あれは確かにやりすぎです。僕も鍛えているからその成果を見せたいという岡口さんのその気持ちはよく分かる。でも、白ブリーフはまずいよ。せめてトランクスとか上半身のみの開示とかにとどめてほしかったな、とも思います。

 でも、岡口さんはあれで笑いをとるつもりだったのかも、という可能性もありますからね。
 裁判官がプライベートでギャグをいっちゃいかん、なんて法律はないもの。
 なんといっても岡口さんはピュアですよ。見ているこっちが恥ずかしくなるほどピュアで実直、多くの友を持ち、向学心に満ち、素晴らしい。

 司法の中世的な暗黒精神が彼を妬み、今回のような処理をしてしまった、せざるを得なかったという気持ちはよく分かります。闇は光を憎むものですから。

 今回の岡口基一裁判官事件に関する、僕の意見は以上です。

 マイケル



 P.S. けれども、岡口さんは裁判にちゃんと胸を張って出廷されてるんですよね。去年の10月25日に高裁から旭川地裁に飛ばされた石垣陽介裁判官と比べたら、度量も勇気も桁違いです。石垣クンは提訴された田端裁判官の担当裁判官を務めたとき、田端さんに「 被告適格がある。あなたは原告に返答すべきだ」とかいっておいて、いざ自分が被告の立場に立たされたら、過去の自分発言なんてなんのその、裁判官特権という防空壕に逃げこんで「 失当だ!」としかいわないんですから。人間の度量ってこういうとき剥き出しになるんですねえ ――― ねえ、聴いてる、旭川地家裁の石垣陽介さん?(笑)