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旧精神科医療は思想警察なのか?

【看護学生向け】マイナートランキライザー

2016年03月27日 | 精神看護実習向け
メジャーを学びましたから、あとはマイナートランキライザーですね。
この位置付けとしては、補助的な意味が強いです。
ですから、持続型の薬剤が多かったり、マイルドに効果が出るような使い方がされます。
ベンゾジアゼピンや、抗てんかん薬なんかがそうですね。
ベンゾジアゼピンは身体、精神面での依存性が相当強く、ご存知、アメリカではかなり使用制限のるお薬です。
もちろん日本では制限なく処方されており、効果としては、アルコールによる脱抑制に近いと考えていいと思います。奇異行動ややたらヘラヘラしている患者は、ベンゾジアゼピンがガッツリ入っています。
メジャーのところで記載してませんでしたが、メジャーの副作用はカラダが傾いたり、眼球が上に上って降りてこなくなったり、手の震えが止まらなくなるという、EPS錐体外路症状があります。
そして、マイナートランキライザーの副作用は、脱抑制や尿閉、便秘、自殺衝動なんかとあります。
過飲水なんてのは、メジャーの副作用で抗コリン作用による口渇を司る神経が壊れてしまうのと、体内薬物血中濃度を少しでも下げるため、水を1日10から20リットルも飲み続けます。
当然、体内電解質、ナトリウム、カリウム、カルシウム、クロールのバランスが崩れますから、不整脈を起こしCPA急性心肺停止で死ぬ何て事もざらにあります。

さて、マイナートランキライザーとは、メジャートランキライザーよりはマイルドな効果が出るにもかからわらず、非常に強い依存性がある薬剤であると覚えておいてください。
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