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旧精神科医療は思想警察なのか?

日本の企業は人情論と根性論という仕組みだけで、成り立っているため、能力の高い人は結果的には生かされないから、フリーターになり起業を目指すしかない。

2017年12月28日 | 盛和塾、稲盛和夫
今回の記事は盛和塾カテゴリなのですが、ニュースサイトを見ていて『7つの習慣』の著者のSゴビーと稲盛和夫との対談が引用されており、彼らの価値観の相違が興味深かったため、少し記事にしたいと思います。


残業は人生を左右する大きなテーマである

 東レの課長時代に職場の働き方改革に取り組み、自分も部下も毎日18時には退社できる体制を作りあげた佐々木常夫氏。日本全体が「長時間労働こそサラリーマンの美徳」という価値観に染まっていた1980年代に「残業ゼロ」を成し遂げた、まさに時代の先駆者と言える。
 だが、それから30年が経った今も、長時間労働が常態化している会社は多い。その本質的な原因は働く個人の意識にあると佐々木氏は指摘する。
「ある企業で働き方について講演したとき、私の話を聞いた男性が『私にとっては夜8時か9時まで働くのが適度な残業時間です』と発言しました。理由を聞くと、早く家に帰ってもやることはないし、妻にも『どうして早く帰ってきたの』と文句を言われるとのこと。これこそが残業が減らない本当の原因ですよ。いくら会社が残業削減のための制度を整えたところで、働く本人が『残業をしないことが自分にとってプラスになる』と思わなければ、何も変わるはずがありません。
 働き方とは、すなわち生き方です。『自分はどのような人生を送りたいのか』を真剣に考えない限り、残業を減らす意味も理解できないでしょう」
 残業は、人生に関わる重大なテーマである。それを象徴するエピソードを紹介してくれた。
「先日、『7つの習慣』の著者であるスティーブン・コヴィー氏と京セラ創業者の稲盛和夫氏が対談をされていました。そのとき、コヴィー氏はこう話したのです。『私は組織で成功し、家族で成功しました。私には子供が9人、孫が36人います。その1人ひとりと向き合い、相談に乗ったり助言を与えたりして、全員を立派な社会人に育て上げました。これは何より私が誇りとすること。私にとって、家族の成功が最も大事で、組織での成功はその次なのです』。これを聞いた稲盛氏は、『自分には3人の子供がいるが、進学や就職のことも、すべて妻に任せてきた』と驚いていました。
 稲盛氏は創業者ですから、80代になった今も、京セラに行けば自分の机があります。でも、一般の会社員はどうでしょうか。定年を迎えたら、もはや会社に居場所はないはずです。そうなったとき、会社の仕事だけをしてきた人はどうなるか。妻が出かけるので一緒に行こうとしたら、『邪魔だから来ないで』と言われてしまう。地域のコミュニティともつながりはなく、学生時代の友人とも疎遠になっている。そこで初めて、自分には何もないことに気づくでしょう。
 そんな人生にするのは、他でもない自分自身です。早く帰ると妻に文句を言われるのは、自分がそういう夫婦関係を作ってきたからですよ。家族と過ごすことに喜びや生き甲斐を見出していれば、『早く仕事を終えて家に帰りたい』と思うはずだし、妻や子供も早く帰ってくるのを喜ぶでしょう。
 今の働き方が、いかに今後の人生を大きく左右するか。それを自覚しない限り、いくら会社が『残業を減らせ』と言っても、社員が変わらないのは当然です」
「やる必要のない仕事」は探せばいくらでもある

 佐々木氏は、「働き方=生き方である」と部下に教えるのも、上司の役目だと話す。
「欧米では子供の頃から教会で『人生とは何か』を教わりますが、日本では家庭でも学校でもそんなことは教えません。だったら、会社が教えるしかない。従業員を幸せにするのも企業の重要な役目ですし、部下を教育するのは管理職の仕事です。あなたの部下が遅くまで残業をしていたら、こう言わなくてはいけません。『こんな働き方をしていたら、奥さんとの関係が悪くなるぞ』『家族との会話が減って、子供が不良にでもなったらどうするんだ?』とね。
 こうしてあなたの部下の意識が変わり、残業が減れば、それを見た他の部署も『自分たちもやってみよう』と思うものです。
 私が残業削減に取り組んだときもそうでした。私は課長になったとき、自分の上司に『この課を残業ゼロにします。もちろん、成果はきちんと出します』と宣言しました。そして、残業時間がどれだけ減ったかを、定期的に経過報告したのです。
 すると上司は『佐々木には必ずやり遂げるという覚悟があるのだな』と理解してくれました。また、『あの課は早く帰るがサボっているわけではなく、仕事はきちんとやっている』ということも伝わります。そのうち上司も私たちの取り組みを認め、会議で説明してくれるようになり、他部署にも伝わっていきました。すると社内に『佐々木さんの課は早く帰れていいなあ』という空気が広まったのです。
 当時はハードワークが当たり前で、残業を減らすという発想がない時代でしたから、私が上司に宣言したときには『おかしなことを言うヤツだ』と思われたでしょう。でも、成功事例ができ、それが良いことだと周囲に伝われば、その取り組みは自然と評価されるようになります」

「すぐやる」がいいとは限らない!?

 では、残業を減らしつつ、しかも生産性を高めるにはどうすればいいのか。この問いに佐々木氏は「よく考えてから動き出しなさい」とアドバイスする。
「巷では『すぐやる』がブームのようですが、仕事に取りかかる前に『そもそも、この仕事は本当にやらなくてはいけないのか?』と考えることも大事。やらなくていい仕事は、皆さんが思う以上に多いからです。
 私は営業部門の課長も経験しましたが、着任した当初、部下たちは2カ月に1回、地方の得意先を回るために出張していました。ところが出張報告書を見ると、簡単な打ち合わせ程度の仕事しかしていない。そこで私は部下たちに、『毎週月曜の朝8時半に、得意先へ電話を入れなさい』と指示しました。その結果、たいていの用件は毎週の定期連絡ですむようになり、出張の必要がなくなりました。課全体の仕事量が減り、人員を3割減らしたほどです。上司には『人を増やせとはよく言われるが、人を減らせと言われたのは初めてだ』と驚かれましたが、部下の仕事をきちんと見ていれば、これくらいのムダは削れるということ。最近は自分の仕事で手一杯という管理職が増えていますが、上司はもっと部下の仕事に手を突っ込むべきです。
 そのためには、管理職自身が『この仕事をやるべきか?』と考え、優先順位をつける時間が必要。少し早めに出社して1人で考える時間を作るといった良い習慣を身につけるべきでしょう」

《取材・構成:塚田有香 写真撮影:長谷川博一》
《『THE21』2016年12月号より》
《転載ここまで》

ある意味日本社会は、生き方を決めるのは誰なのかと改めて考えてみると

企業である

事が浮かび上がってきますね。
お金のためでなく、所属するソサエティの為に尽くす事が義なる生き方なのです。

つまり、優秀なサラリーマンとは、優秀な父親とは
会社に忠誠を誓い、裏切らない、会社だけを信じて一生を賭けて、ご奉公する

所謂、会社愛であり、それは強い信仰から生まれます。
そして、それは定年まで面倒を見て貰いたいという、そして面倒みてもらえるんだ!といつ希望によるものから来ています。

愛と信仰と希望…

世の中の企業など、単に経営者の金稼ぎのために作られた集合体にしか過ぎないのに、つまり、人間教祖の欲を集約した組織だけであるのに、そこに自分の人生を委ねるのは、極めて危険極まりないとは思いませんか?

私も現在サラリーマンなのですが、今年の冬の賞与がカットされました。
責任を取るのは下っ端でなく、トップ以下役員、管理職なのですが、日本社会の多くの企業は、責任を末端、いやヒラ社員に押し付けてきます。

普段は、上司の命令は絶対だと組織論を振り回して命令してくるくせに、経常利益が昨対を割ると、途端にしわ寄せが末端に来る仕組み…。
じゃあ誰が責任とっているのか?
という話になります。
本体が責任はとらず、割りを食うのは現場では話しになりません。
つまり、これこそが組織論の実態であり、核心なのです。
日本は過去に第二次世界大戦で、若者達を特攻として人間魚雷させました。
完全に敗戦濃厚なため、効果的な作戦を立てる事ができない、そして降伏して全体をる守る道をとらず、幹部のプライド、私利私欲のために、そして引責辞任するのが嫌だ、責任を果たしたくないため、玉砕をさせる…。
全てのワンマン企業は、こうやって最後は花と散る玉砕を選ぶのでしょう。
その前に大手企業に買収された方が、トップ自ら身売りした方が、よっぽど従業員を守ることにる繋がるのですが、プライドが高いのか?敵に降伏して、負けを認める事ができない、従業員の生活を守る気が無いのが、企業の本音なのでしょう。
経営が傾くとは、つまりは、今までのビジネススキーム、つまりやり方が真似され、古くなってしまい、利益が出せなくなってしまった状態であるということです。
つまり、参謀、軍略会議、役員、トップ、責任者が無能であるということの現れなのですが、誰も認めようとしません。
当然役員総入れ替えでもしないと、現場、つまり兵隊は次の戦争で、生き残れる保証は全くありません。

成果が出ないことをだらだらさせる、それを仕事に対する姿勢と見做す段階で終わってます。
それでも盲目的に信じてついていきます!という姿勢だけで生きていく、、、
そんな生き方では救われませんね。

ゴビーと稲盛和夫の対談なんぞは、単なる茶番なので、まぁそんなもんかたいうレベルでしか聞けませんが、
自分の生活を優先するために起業するのが日本の起業文化です。
自分の生活が守りたいなら、サラリーマンなどやらず起業するしか今のところ手はありません。
他にあるとしたら、社員にならず、アルバイト、フリーターをしながら、コツコツ貯金して、起業準備のための勉強と実践をすることが豊かな人生を歩む道なのかもしれませんね。
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