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旧精神科医療は思想警察なのか?

SNRIと緩和医療の深~い関係と危険性

2019年11月03日 | 精神科看護

抗うつ薬や、ADHD、てんかん薬として使われる、SNRI。

SNRIとは何でしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(セロトニン・ノルアドレナリンさいとりこみそがいやく、英語: Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors; SNRI[1])

抗うつ薬の種類である。シナプスにおけるセロトニンとノルアドレナリンの再吸収を阻害することで、これらの神経伝達物質の濃度を増加させる。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)がセロトニンのみの再吸収を阻害するのに対して、SNRIではさらにノルアドレナリンの再吸収を阻害することによって、興奮神経を刺激する。

そのため、興奮に起因した不眠症のような副作用も生じやすい。

日本で販売されるミルナシプラン、デュロキセチン、ベンラファキシンの、精神障害での適応はうつ病である。いずれも医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律における劇薬である。

2013年には18歳未満で効果が確認できなかった日本国外での研究についての情報が、使用上の注意に記載されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

要するに、ノルアドレナリンの濃度を一定に保ち、低下する事なくする作用がある薬剤のようです。

代表的な薬剤としては「ストラテラ」「トレドミン」「サインバルタ」といったところでしょうか?

 

そして、疼痛を抑制する薬として有名なのが、以下の6剤です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( 2018/2/7 がんの痛みを取るオピオイドの選択肢が増えた)

現在、わが国で使用可能な強オピオイドは、モルヒネ、フェンタニル、オキシコドン、ヒドロモルフォン、タペンタドール、メサドンの6種類だ。

それぞれ剤型が増え、定時薬となる徐放性製剤や貼付薬、レスキュー薬である速放性製剤、そして内服が困難な場合に使用できる注射薬などさまざまである。

弱オピオイドであるトラマドールも、徐放性製剤が出されて投与目的に応じた剤型がそろった。

症状や状態に応じてきめ細かいオピオイド使用が可能になったといえる。

2013年以降には下表に示した5つのオピオイドが発売されている。

これらはいずれもμオピオイド受容体に作用するものだ。μオピオイド受容体は脳内や脊髄に存在し、鎮痛効果に強く関与しているとされる。オピオイドがμオピオイド受容体に作用すると、痛みを感じにくくするとともに、下行性疼痛抑制系神経にも作用し、脊髄後角での痛みを伝える神経伝達物質の放出を抑える防御システムがはたらく。

この防御システムをはたらかせる神経伝達物質がノルアドレナリンやセロトニンである。新しく発売された5つのオピオイドは、μオピオイド受容体にも作用するが、それ以外の鎮痛機序を持っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

『オピオイドがμオピオイド受容体に作用すると、痛みを感じにくくするとともに、下行性疼痛抑制系神経にも作用し、脊髄後角での痛みを伝える神経伝達物質の放出を抑える防御システムがはたらく。この防御システムをはたらかせる神経伝達物質がノルアドレナリンやセロトニンである』とあります。

まとめると以下の図になります。

要するに交感神経を優位にする、神経興奮にかかわるホルモンですね。

モノアミンに属します。

つまり、ドパミンやノルアドレナリンは痛みを緩和する作用があります。

そして、オピオイド系麻薬鎮痛剤が、SNRIとして抗精神病薬として使用されていることが上記の記事でわかると思います。

 

オピオイドの投与によって、以下の副作用(作用)が現れます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(オピオイドによる副作用と対策-その他の副作用と対策)

1:せん妄
周囲を認識する意識の清明度が低下し、記憶力、見当識障害、言語能力の障害などの認知機能障害が起こる状態。通常、数時間から数日の短期間に発現し、日内変動が大きい。


2:抗コリン薬
アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する薬剤で、副交感神経を抑制する。作用が強い薬剤ではせん妄や幻覚などが現れやすい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

あれれ?

抗コリン薬とは

『ベラドンナは、学名Atropa belladonnaと呼ばれ、古くから用いられてきた。ベラドンナには、アトロピンやスコポラミンといった成分が含まれ、これらは抗コリン薬として用いられる。』

<ベラドンナ>

副交感神経遮断薬と言いますが、要するに、交感神経を優位にさせる薬のことです。

つまり、興奮剤ですね。

その作用がマイルドなのが、アンタゴニストとして副交感神経遮断薬としているだけです。

この副交感神経遮断薬、つまり抗コリン薬には副作用として

作用が強い薬剤ではせん妄や幻覚などが現れやすい。』とあります。

つまり、抗コリン薬によって、せん妄や幻覚が起こる、つまり統合失調症の症状が起こるということです。

抗コリン作用の強い薬を見ていくと、あら不思議!抗精神病薬だらけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(抗コリン作用の強い他の薬物)

抗コリン作用の強い他の薬物
詳細は「抗コリン作用」を参照


第一世代の抗ヒスタミン薬[2]:ジフェンヒドラミン(レスタミン、ドリエル)や プロメタジン(ヒベルナ、ピレチア)など。改良された抗コリン作用のない第二世代抗ヒスタミン薬が、1980年代より登場している[2]。


低力価の抗精神病薬[3]:フェノチアジン系 の クロルプロマジンレボメプロマジン など。

三環系抗うつ薬:イミプラミンアミトリプチリン など。

ベンゾジアゼピン:ジアゼパム(セルシン)エチゾラム(デパス)など。

胃腸鎮痙薬:塩酸ジサイクロミン(レスポリミン)、臭化プロパンテリン など。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

精神科臨床経験のある人ならご存知かと思いますし、一度は耳にしたことのある薬品名がずらり。

通常、精神科薬物療法で処方される薬の副作用に、抗コリン作用があるのです。

抗コリン作用とはどういった症状だったかおさらいします。

簡単に言えば、『副交感神経遮断して、交感神経が優位になる状態、つまり神経興奮状態』のことですね。

抗精神病薬とは簡単に言えば、幻聴や妄想の原因となっている脳内の神経興奮を鎮静させる目的で投与しているはずなのですが、一方で、自律神経系をかく乱して、交感神経を優位にしてしまっていることがわかります。

(アクセル踏みながら、ブレーキも踏み込むような状態です)


つまり、統合失調症の症状は、抗精神病薬の作用である抗コリン作用によって作られていたということなのです。


社会的に問題がある人に対し、抗精神病薬を処方して内服することで、脳機能がかく乱されて、統合失調症の症状が出てくるという簡単な仕組みなんですね!


ここで、緩和ケアの現場の論文を読んでみましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(がん性疼痛に対してタペンタドールを投与したところ発症した過活動型せん妄が,オキシコドンへのスイッチング後,速やかに改善した 1 例を報告する)

北見赤十字病院 緩和ケア内科・腫瘍精神科,2)同 看護部,3)同 薬剤部,
4)金沢大学 子どものこころの発達研究センター,5)北見赤十字病院 緩和ケア内科

 

せん妄とは,身体的要因もしくは薬物によってもたらされる特殊な意識障害である.

原疾患の遷延化や治療の妨げとなり,また患者本人の意思決定を損ね,家族とのコミュニケーションに支障をきたすことから,可
能な限り治療することが望ましい.


オピオイドはせん妄を引き起こす代表的な薬物であり,モルヒネ使用患者の約 1%にせん妄が出現するといわれている1).

モルヒネによるせん妄では,活性代謝物である morphine-6-glucuronid(e 以下,M-6-G)の関与が指摘されている2).

一方で,その他のオピオイド誘発性のせん妄に関しては,未だ十分に解明されていないのが現状である.


タペンタドールは,ドイツの Grünenthal GmbH 社が合成した新規強オピオイドで,2008 年 11 月以降,米国を皮切りに世界 30 カ国以上で承認を受けている3).

本邦でも 2014 年 3 月,「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能・効果に処方可能となった.

 

μ オピオイド受容体作動作用とノルアドレナリン再取り込み阻害作用を併せ持つことから,侵害受容性疼痛だけでなく,神経障害性疼痛での有効性も期待されている4,5).

また,モルヒネに比して μ 受容体への親和性が低いことから,悪心・嘔吐の副作用が弱いといわれている5).


今回,われわれはタペンタドール誘発性せん妄に対して,オキシコドンにオピオイドスイッチングした結果,速やかにせん妄が軽快した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)

そして以下がSNRIの作用機序です。

強オピオイド鎮痛薬のタペンタドールと作用機序がそっくりですね!

要するに、SNRIはオピオイド鎮痛薬と同じというわけです。

回りくどい説明でしたが、抗コリン作用が抗精神病薬にも見られますから、抗精神病薬は麻薬だというわけです。

「がん」はそもそもが存在しない病気でしたが、その存在しない病気の治療によって生じた痛みを、麻薬(オピオイド鎮痛薬)で誤魔化す。

患者は幻覚や幻聴に苛まれて苦しみの中死んでいくとなると、どれほど、ガン利権がおぞましいものかわかると思います。

ガンが存在しない病気である根拠はこちら↓

RAPT×読者対談114 癌という病気は存在しない。(前編)

RAPT×読者対談115 癌という病気は存在しない。(後編)

「ガンです」と嘘をつかれて、麻薬漬けにされて、脳機能がかく乱された状態で最期を迎える。

これがターミナル期、緩和ケア病棟の実態だとしたら、人生最最期は麻薬漬けにされる覚悟で生きていかなくてはなりません。

 

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