卒業・新入学の慌ただしさも
学校が始まって普通の日常に戻ったようで
タイヤ屋の繁忙もどうやら終わって来た気配です。
花の盛りも短いですが タイヤ屋の盛りも過ぎ去ってしまえばあっという間の出来事のようです。
その短い繁忙の中で タイヤを買ってもらうのがタイヤ小売店の在り方です。
自分の気持ちの中に
タイヤ販売店は
「タイヤを売るところ。」ではなく
「タイヤを買ってもらうところ。」と意識せよ。 が 強烈に根付いています。
開業当時に全く売れなくて
倒産の危機に陥った経験から
「買ってもらうことの難しさ」を知識でなく
「買ってもらうことが出来なければ倒産する」恐ろしさを味わったことによるものです。
ですから自分本位に「タイヤを販売する」と言う意識でなく
お客様を主体とした「タイヤを買ってもらう」意識が身に付いたと思います。
「売る」のと「買ってもらう」の違いは
販売に携わる者の原点であると同時に
恐怖を体験しない人には判り難い微妙な感覚です。
「タイヤは売るモノじゃない 買って頂くモノなんです」
販売を大成功させようと思うなら ここ一番大事です。
死線をくぐり抜けた知恵です。
短いタイヤの繁忙期に
買ってもらうにはどうすればよいか?
買ってもらうからには 取り付けを迅速に行えば喜んで頂けるだろう。
取り付けを迅速に行うにはどうすればよいか?
販売品取り換え以外の作業をお受けしないことに、
当店が販売に関わっていないタイヤの
持ち込み作業を受け付けないようにさせてもらいました。
また自店販売品の作業に工賃差をつけて時期をズラしてもらうように誘導する。
そうして脱着作業の割引は12月を行わず
出来るだけ11月に来ていただくようにしています。
ただ今後は 3月の集中度合いも凄く上がっているので
来年2024年からは12月に加えて 3月も割引対象外にさせていただく予定です。
タイヤを販売すると言うことは
販売員は「タイヤを買ってもらう店である」意識を根底に持つと良いです。
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