ウナギとの出会いは 今から50年ほど前
小学生になったころ
祖父が「ウナギつけ」に行くので一緒に行こう、と誘われたことにあります。
アマゴ釣り アユ掛け コケ取り などの手ほどきは全て祖父の伝授です。
実家の裏を流れる輪川は
今とはずいぶん違って
大きな岩もゴロゴロしていて
深い淵や流れのはやい瀬もあって
小さな河川ながら 遊び場としては持って来いの渓相でした。
今では護岸が整備されて 深い淵も埋まってしまい昔の面影もなくなっています。
夕方 昼の内に取っていたゴチなどの小魚を餌にして
仕掛けを ウナギのいそうな大きな岩の下や 深い淵のよどみなどに
一晩仕掛けて 翌朝回収に行くのが ウナギつけです。
その晩は ウナギがいっぱい釣れる予感で
興奮してなかなか寝付けなかったのを 覚えています。
翌朝 祖父につてい眠い目をこすりながら付いていくと
ドンドンと呼んでいた堰堤下に押した仕掛けが なぜか引っ張っても上がってきません?
何かに挟まったのか ガキの知恵では何もできないとき
祖父が対岸へ回り込んで引っ張ると・・・・・・・
なんとウナギがクネクネしながら上がってきました。
それが人生最初のウナギの収穫でした。
結局30本ぐらいの仕掛けで
その釣れたのは2匹だった?ですが
それからは ハマってしまってほぼ毎日の出漁した・・・のかな。
釣れたウナギは 親父がさばいてかば焼きで頂いた記憶が残っています。
それから50年後 先日の社員総会後に頂いたうな丼
ウナギの思い出は ウナギの書籍にも繋がって
少し前 NHKスペシャルでも紹介されていた東京大学の塚本教授のご著書は
数年前に購入して読んだのですが
本棚から探し出して 読書の秋に再度読みました!
ウナギの故郷は マリアナ海峡に近い南太平洋だそうです。
黒潮ににって日本までたどり着いて川を遡上して5~10年で成熟し
また海へ帰っていくそうです。
実家の川にいたウナギは 漁協が定期放流した個体ですが
ウナギの生態や産卵場所の特定は 塚本教授とお仲間が調べ上げたそうです。
ウナギを頂くと昔の思い出が湧き出てきます!
ごちそうさまでした!