ヤフーニュースに
上記見出しのニュースが掲載されていて
何事かと思ったら
どうやらトヨタ自動車ディラーさんが車検を不正に通していたことであるようです。
少し前 東京のレクサス店で不正車検が発覚してニースになったばかりでしたが
調べると他のトヨタ販売店も不正をしていたことが発覚したようです。
そして読者からのコメントを拝見すると
トヨタの元サービスマンであったり
フロントマンさんや現役のサービスマンからも
多数のコメントが寄せられていて
効率化のしわ寄せが現場の疲弊に直結していて
整備士を志す若者も減少している様子がありありと書かれていました。
タイヤ屋という立場で
自動車関連業界の変遷の流れを感じていますが
若者の自動車離れは今世紀初頭から顕著になったとタイヤ屋の店頭でも感じています。
関心が無くなっているので 自動車整備業にも若者の目がいかない。
そのうえ 効率化で時間管理されながらしっかりノルマが掛かる、そして低賃金である。
これでは仕事に対するモチベーションも上がらないでしょう。
効率化の功罪には
タイヤ専門店イマージンもいろいろと考え抜いて
一年のトータル粗利益という1点で診るようにしています。
季節変動が大きい小売りビジネスでは
毎月ノルマや予算といった数値管理はなく ただ実績管理だけを行っています。
今年の8月は〇〇本の販売で ○○の売り上げ実績でした。 これだけです。
良い悪いの評価はあまり意識しません。
ただ前年も実績はあるので 一応比較はしますが・・・・それだけです。
でも1年間での実績で
今の現状でかかわる人が
キチンと食べいける損益だけはキチンと把握していますで
それ以上であることにはシビアに見ています。
専門店は
「お客様に役立つことで その結果利益が頂戴できる」のが原点ですので
数字を過剰に意識することはありません。
タイヤの専門店も キーパーの専門店も 同じ考えです。
大昔に 大型恐竜が滅んだのは
巨体を維持するためにかなりの食料を求めざるおえなくなり
環境の変化によって食料の調達が出来なくなったことらしいです。
企業も大きくなりすぎると
儲け主義が蔓延り
効率化がまるで「正義」のように叫ばれて
現場の疲弊に経営陣が
数字の改善ばかりにニタニタして
信用の土台が崩れていることに気が付かないのかも知れません。
小さな専門店は
やっぱり現場を切り盛りする人が主役ですので
1に安全 2に礼儀 3にショウ(魅せる)4に効率 という
ディズニーの考え方を真似ること その順序を大切にします。
自動車ディラーさんとは
タイヤ専門店も キーパー専門店も 下請け的な仕事はほとんど受けず
ビジネス上は競合関係にあります。
お客様が新車を購入されたとき
わざわざ新車コーティングを注文書から外して
当社のキーパープロショップへ入庫してくださる方が増えるのも
専門店はキチンとキレイにしてくれると期待されているからです。
冬が来れば
自動車ディラーからスタッドレスの案内も強くあるのに
タイヤ専門店イマージンでスタッドレスを買ってくださる方も多数です。
企業的に小さくてネームバリューもない世間的な信用度は低いのですが
「専門店」としての信頼はかなりあるようで
お客様からの期待度は大きい?
キチンとした仕事をした結果 お客様からの支払いを頂く。
お客様の支払いを 私たちは売り上げとか粗利益と呼ぶのです。
お客様が気持ちよく払ってくださることが 専門店の使命です。
「効率」第一で
天下のトヨタさんも足元をすくわれるなら
弱小の零細企業専門店にも
まだまだ生き延びれる余地はあるばかりか
小さくゆっくりとした成長も可能な感じです。
盛者必衰の理あり! この隙間に勝機あり!
小さい事 これからはこれが最大の武器になる気がします。
強者は強者であるがゆえにそれが弱みになる。
そのすきにネズミ(年)の私はかじりまくる! 愉快です。