いよいよ大晦日 2020年が終わります。
1960年生まれの私が還暦を迎えた年は
1月にオヤジの他界で幕を開け
あれよあれよという間にコロナ過が広がって
右往左往しているうちに
あっという間に年末を迎えました。
12月の中旬には降雪があって
忙しさが大爆発して老体に鞭打って働きヘロヘロになりながらも
商売の醍醐味を感じることができて
自力以外の他力に 助けられていることを強く感じました。
天候が商売の味方をしてくれたこと。
大勢のお客様がご利用くださること。
スタッフが頑張ってくれること。
キーパーの認知度が各段に向上していること。
タイヤが摩耗すること。
仕入れ先がタイヤを卸てくれること。
当たり前のことが 当たり前でなくありがたいことと 強く思える自分がいるようになりました。
かつては
自力で切り開くというような気持ちも確かにありましたが
今ではもう あるがままの境地が占める割合が多くなったようです。
このきっかけは 父親の死を真横で体験したことが大きいようです。
「人は死ぬ」という当たり前のことが 当たり前に起こってから
何かが自分の中で変わった気がしてやみません。
60歳の還暦は 人生の節目というのは確かなことのようでしす。
さて タイヤ屋のオヤジでありながら
有限会社イマージンという会社を設立して
オヤジと社長の二足の草鞋を履いて四苦八苦して
押し寄せてくる数々の課題に対応するうちに
タイヤを大切にしつつ
キーパーへの流れに飛び込んで16年が経ちました。
今思えば
この決断が我が人生でベスト3にはいるナイスなもので
今の弊社にとって重要な基礎石となりました。
キーパーに糸を結んだら
キーパーがあれよあれよと上昇しそれに引っ張られて
私たちも上昇することが出来たようです。
まるで タコです、風を受けて舞い上がるタコ、
だからか よくタコオヤジと呼ばれます。
他力で上がったタコなので
この会社をこれからどうするか?
風が吹いている内に見極めて決断していかねばなりません。
これが終活と呼ばれる課題でしょうね、会社の代表を降りる準備です。
会社の代表を降りても タイヤ屋のオヤジは続けたい!
このわがままをどうやったら実現できるか?
いろいろ模索し研究しながら65歳までには実現したいと考えています。
コロナ禍から事業承継にM&Aという手法がもてはやされています。
当社の場合 同族承継はありませんので他社・他人様への事業譲渡になります。
他人様のうち従業員承継も含みますが
借入金にたいする個人保証の問題にハードルが高い気がします。
日本の社長さんの平均年齢は・・・・・・・・。
以下 ネットから抜粋
帝国データバンクは28日、日本の社長の「平均年齢」が、2019年は過去最高の59.9歳になったと発表した。上場企業では58.7歳となった。健康年齢の上昇などで70代以上でも社長業を続けられる人が増えた一方で、会社の「若返り」が思うように果たせていないケースも少なくないとみられる。
事業承継できていない企業も……
調査は帝国データバンクの企業概要データベース「COSMOS2」から約95万社の企業の20年1月時点(2019年分データ)における社長データを抽出、分析した。社長の平均年齢は1990年には54歳で、一貫して右肩上がりが続いている。
年代別にみると、60代が28.1%で最多となった。次いで50代が26.4%、70代も19.7%に上った。
同社の担当者は「長く経営者を続けられること自体が悪い訳ではないが、背景にはやはり(多くの企業で)事業承継がうまくいっていない点があるのでは」と分析。企業の休廃業や解散を防ぐためにも、早めの事業承継が求められると指摘している。
創業者には定年はない、とよく言われます。
でも創業者としての責任は 次世代への引継ぎが視野に無ければ果たせません。
還暦の一年を噛み締め 感謝しながら 大晦日で締めくくります。
どちら様も この一年大変お世話になりありがとうございました。
2021年が皆様にご多幸多き年になるように祈念します。