タイヤ専門店イマージンのコンテナ倉庫にセキレイが営巣して
今年2回目の子育てをしています。
同じ巣で連続して子育てをするのは知りませんでした。
近寄ると警戒警報で鳴きだします。
車の上からにらみを利かせるセキレイの親鳥。
巣は重ねたコンテナの隙間にあり せっせと食事を運んでくると雛のかわいい鳴き声が響き
かわいいもんです。
タイヤ専門店に御用があるのは
「タイヤをそろそろ交換しなくちゃ」と思われている人か
ガソリンスタンドでタイヤにひび割れがあるからなど 指摘をされてビックリされて
話の真贋を専門店に確認に来られる人など
「消耗品としてのタイヤの限界がそろそろ来ていて」という思いがある方ばかりです。
いつ交換したら良いか?尋ねられると「今でしょ」とお答えします。
わざわざご来店くださって 「また今度でいいでしょう」は
お客様に二度足を運ばせることになりますから。
もちろん押し売り的な要素はなく
自然体として「今でしょ」と背中を押します。
迷っておられるのがお客様です。
専門店へわざわざご来店くださるのは
深層心理に「何らかの危険を察知されてる」ので
防衛本能が働いて
時間を割いてご来店くださるのですから 背中を押すのが礼儀だと信じます。
人の好い販売員が
「まだ大丈夫のようですから二か月後でも良いでしょう」などと
さも親切そうにお答えする場合 お客様が抱かれるのは「頼りにならんな~」です。
この販売員は自分の主観だけの判断をお伝えしているだけで
お客様の深層心理に潜むお客様も知らないファジーな感覚に思い至りません。
それを引き出す専門性に目を向けると
お客様からの信頼度は抜群に上がります。
難しくはありません 「いつ交換したら良いか?」 それは「今でしょ!」だけです。
ご来店されたのは お客様が深層心理に「虫の知らせ」を感じられた結果ですから
お客様にとって最善最適の交換時期は「今」なのです。
「虫の知らせ」とは? なんとなく良くないことが起こりそうに感じること予感です。
何の予感かわかりませんが 「タイヤが気になる」からタイヤ専門店へお越しくださるのですから
交換時期は「今でしょ」 このように思いますが如何でしょうか?
売れる販売員と売れない販売員の差は こんなところにに潜みます。
量販店さんの押し売り 専門店さんの素人的販売 お客様はどちらも嫌われます。
タイヤ専門店を名乗るからには 「今でしょ!」を大事にしましょう。
「鉄は熱いうちに打て」 機会は一瞬なのです。
例えは良くありませんが
釣りをしていて魚信があったとき
合わせを入れて針掛りをさせますが
良く釣る人は 合わせのタイミングをはずしません。
お客様のご来店というタイミングは 専門店という店では「今でしょ!」なのです。
商売の専門性というのは
タイヤの知識や取り換えの技術だけでなく
お客様心理の深読みというアナログ感覚に磨きをかけること。
タイヤ業界も 個人店という商売のプロが少ない時代に入りました。
もはやシーラカンス的です。
でもここが差別化の元でもあります。
時代の流れに取り残されても
ここはニッチな領域で
小さなタイヤ専門店が生き残れる可能性があるところです。
小さく小さく それでいてお客様の心理をくすぐるタイヤ専門店
この土俵で生き残れるかもしれません。
スモールタイヤ商売のシーラカンス理論ですね。
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