人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「接ぎ木」と「株分け」植物の世話から学ぶ経営実務!

2022年02月19日 | 経営

「接ぎ木」技術とは 

接ぎ木とは、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、

1つの個体とすることである。

このとき、上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木という。 ウィキペディア

色々な果実の品種改良に使われる技術のことです。

  • 環境に強い 寒さに強い、あるいは暑さに強いなど、外環境に強い台木を用いて接木をすることで、環境に強い苗ができます。
  • 病害虫に強い 病害虫に耐性のある台木を用いて接木をすることで、病害虫に強い苗ができます。

青空と接ぎ木

 


 

タイヤ小売店をベースにして 

キーパープロショップ専門店を展開するバックボーンは この「接ぎ木」の考え方にあります。

 

最初は弁当箱の考え方で 

主食はご飯(タイヤ)でその副食(キーパー)の一つとして

タイヤ屋の一つのアイテムとしてキーパーを導入する考え方を取りました。

タイヤがヒマな時はキーパーで稼ぐというシンプルな考え方で

設備投資が少なくて済みキーパーの導入がしやすいのが理由です。

 

ご飯が「ガソリン」で 副食を「油外収益」と呼ぶ 

ガソリンスタンドさんの多くがキーパーを導入した考え方です。 

キーパープロショップの多くがこの併設店型として 全国に6000店以上が参加されています。

 

弱小商店は 

併設店という大きな集団の中で存在感は薄れます、危険です。

多くが参入してくれば他の併設店さんとの違いが出てきませんから

あっという間に「同質化」してしまいます。

すると価格競争というような流れも出てきてしまい 品質の向上は難しくなります。

 

そこで弱者としては

「専門店化」しなければ生き残れないと判断しましたが

専門店化を実行するにあたり 

どういう考え方をすべきか随分模索しました。

 

・「タイヤ小売業がダメだからキーパーへ進出する。」

このように安易な考え方では

あれがダメだから こちらへ逃げ込むという誤解を持ちやすく 

ただの比較論になり タイヤで働く人もキーパーで働く人も やり甲斐を見出せません。

「タイヤ小売がダメだから」は 

そこで立派にやっておられる人に失礼ですし

今までやって来たことがダメなら 

これからやろうとしていることもダメになるだろうし

自らの無知・無責任の責任転化するだけです。

この考え方採用できません「ダメはダメなんです。」 

 

すると良いところと良いところを結び合わせる方向性に目を向けるしかありません。

タイヤ小売りの良いところ=ありのままです。

    良い面として見る               悪い面として見る

ベテランスタッフが揃っている。           みんな高齢化している。

昔ながらのご用聞き販売スタイル。          ネットで買うスタイルが伸びている。

店が古く小さい、コストがかからない。        入りにくいし 無名。              

 

自己分析してみれば 

弱みと思うことがただの思い込みで 違う角度からみればそれは強みだった。

この先決してタイヤ小売がダメになるのでなく 

自然の衰えがやってくることだけで 随分強みを持っていることに気が付きました。

   物事の見方は だまし絵を見破ることと似ています。

 

 

こういう時に「接ぎ木」ということを知ったのはラッキーでした。

良い部分と良い部分を接合する「接ぎ木」のよって考え方がイメージできたのです。

 

「タイヤ専門店イマージン」の良さを台木として

「キーパー専門店」の可能性を穂木とする 「接ぎ木」が浮かび上がってきました。

 

良さと良さの融合は 

タイヤがダメだからキーパーへという考え方ではありません。

ベテランがダメだから若手へという考え方にもつながりません。

ベテランの良さと若者の良さの融合で 両者の比較でもありません。

 

生かし合うことが 専門店の「接ぎ木」によって実現できる!

経営を預かるものとして 素晴らしい考え方にたどり着けた気がしました。

 

考え方が良くないと出てくる結果も良くないものになる。

因果の考え方ですが 

物事は陰陽両面があって 

光の面も影の面も必ずセットであります。

影の面を見て 良い結果を求めても 決して良い結果はうまれません。

光の面を見て一生懸命やっていれば いつの間にか良い結果を得ることが出来る。

 

キーパー専門店誕生から10年が経ちましたが 

ありがたいことに過分な結果を与えられた気がします。

専門店同士の「接ぎ木」が成功した感じです。

 

あるところから 

別な所へ変わって行くのは 

生かされている限り当たり前の事ですが 

今いるところの長所を見て感謝し 

新しく行くところを研究する あとは勝手に導かれます。

 

「株分け」で増やす 「接ぎ木」で品種改良 手本は観葉植物の本です。

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育てる・増やす・太くする・日光にあてる・水やりをする観葉植物の世話から経営も学べますよ。


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